ロンドン市内のちょっとオアシス、「Science Museum」の楽しみ方 ～ロックダウン後の観光スポット第５弾～

こんにちは。EIZOです。
現在ロンドン在住、２０年余りが過ぎました。
ブログ第５弾です。
引き続きロックダウン緩和後、息抜きに訪れたお薦めスポットを紹介します。

今回はロンドン市内にある博物館の一つ、「Science Museum」（科学博物館）を紹介します。
ロックダウン緩和後の「Science Museum」は、どの様に運営されているのでしょう。

イギリスの、特にロンドン市内の多くの博物館や美術館の入館料は無料です。
クリスマス時期以外、毎日開いています。
当日、思い付きでふらっと立ち寄って、名画や古代の世界と向かいあうことが簡単にできます。
素晴らしい事だと思います。
ところが…
ロックダウン後は密を避けるため、その運営方法が大幅に見直されました。

まず、今までになかった時間制のチケットを事前に購入(予約)する必要があります。
入館料は無料のままです。
予約は「Science Museum」のホームページでhttps://www.sciencemuseum.org.uk/see-and-do/welcome-back
毎時15分おきに入場時間が設けられています。
週末は売り切れになることがある様です。
早めのプランをお勧めします。

予約が完了すると、このような電子チケットがEメールで届きます。
印刷しても良いですし、スマートフォンにそのまま保存しておいても大丈夫です。

入館前に、チケットにあるQRコードを自分でスキャンして、チェックインします。
(大きな荷物はチェックされますが、金属探知機などを使用し、直接荷物には触らない様です。)

そのあと手を消毒して、さあ入館です！マスク着用を忘れずに！

テストアンドトレースのチェックインも忘れずに！
(テストアンドトレースの詳細については、前回のブログ第4弾を参照してください。)

「Science Museum」のハイライトの一つ、宇宙コーナーです。
ロケットがどーんと迎えてくれます。

時間制の入館規制が上手く機能しているのがわかります。
この日は日曜日でしたが、午後の早い時間でこの程度の混雑ぶりでした。

前回、人群れであまりよく見られなかった英国宇宙飛行士ティム・ピークが、国際宇宙ステーションから帰還するときに乗船したソユーズカプセルも、ゆったり見ることができました。
ティム・ピーク宇宙飛行士についてはこちらでhttps://en.wikipedia.org/wiki/Tim_Peake

中には閉鎖されている展示物もありました。
「Science Museum」の地下階にはお子様が楽しめる大きなプレイエリアがありますが、そこも閉鎖中でした。
手の触れる展示物や、密になりがちな展示コーナーは基本的にすべて閉鎖されている様です。
「Imaxシネマ」も閉鎖されていました。

また、展示コーナーによってはOneway Systeｍが導入されています。

階段も左側通行です。

トイレもソーシャルディスタンスです。

宇宙コーナーを抜けると博物館の大ホールがあるのですが、ここもゆったりと見ることができました。

日本製の機織り機がありました。
良く見ると「豊田自動機織機」と機械の上部にあります。
のちにイギリスに機織り機の製造権利を売り、その利益を基に自動車製造を始めました。
トヨタ自動車の原点です。

新しいこんな旬な展示コーナーも設けられていました。

市内の為、公共交通機関を利用せざるを得なかったり、道中は密を避ける為の気を使いますが、一度館内に入るとちょっとオアシスのようで、ほっとしました。
この他、今回はカバーできませんでしたが、お子様に人気の体験型学習コーナー「Wonderlab」(別途時間制のチケットが必要です。有料です。)や、カフェ、ピクニックエリアも設けられている為、多様で有意義なひと時が過ごせます。
「Science Museum」、良かったです！

「Science Museum」までの行き方
ロンドンの中心チャーリングクロスからおよそ３マイル（5キロ）、チェルシー地区にあります。
私はロンドンの南西部に住んでおりますが、市バスで45分ほどかかりました。

「Science Museum」の最寄り駅は、地下鉄South Kensington駅です。
そこから徒歩10分以内です。
公共交通機関をご利用の場合は、地下鉄ピカデリー線、ディストリクト及びサークル線をご利用ください。
市バスも多くのルートがSouth Kensingtonに停車します。
詳しくはhttps://tfl.gov.uk/

注意：「Science Museum」は現在、月曜日と火曜日が休館日です。
学校のハーフターム中は休館日はありません。
随時、開館日や運営方法に変更があると思います。
お出かけの前に「Science Museum」のホームページで最新情報をチェックしましょう。
https://www.sciencemuseum.org.uk/

以上、ブログ第５弾「Science Museum」について紹介させて頂きました。
第６弾をお楽しみに！