Designship 2024で会いましょう #02 インクルーシブデザイン 編
2024年10月12日(土)、13日(日)に開催される日本最大級のデザインカンファレンス「Designship 2024」に、コンセントはPLATINUMスポンサーとして、昨年に引き続き参加します。
▼協賛企画まとめ記事
コンセントは「Designship 2024」に登壇・出展します!
「編む」をコンセプトとした今年の出展ブースでは、コンセントの幅広い事業領域から4テーマをピックアップ。それぞれのテーマに取り組むメンバーが交代でブースに立ち、来場されたみなさまと交流させていただきます。
この記事では、ブースでご紹介する4テーマのうちの1つ「インクルーシブデザイン」について取り上げます。実際にブースに立つインクルーシブデザインに取り組むメンバーである中安、佐野からのメッセージをお届けしますので、ぜひご覧ください。
より良い体験のためにより多くの人々と向き合う、コンセントのインクルーシブデザイン
インクルーシブデザインとは、心理的・身体的・状況的な多様性を包摂(インクルード)し、課題解決や機会発見につなげていくためのアプローチです。答えのない社会的課題が次々に浮かび上がる現代。その中でより多くのユーザーに、より良い体験や価値を提供するために、今まで排除されてきたユーザーを巻き込んだインクルーシブデザインの視点はますます重要となってきています。
コンセントでは実際のご支援として、
インクルーシブなサービス開発・改善・・・サービスのあり方を考える上で見落としているユーザーがいないかの検討
組織内のDE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)状況の改善・・・多様な組織をデザインするうえで、どのような構成員を想定すべきかの検討
インクルーシブな視点に沿ったコミュニケーション戦略の策定・アウトプットの制作・・・包摂すべきユーザー像を捉えたコミュニケーションデザインの実施
などを行っています。
インクルーシブデザインは社会的な意義が高まる一方で、その複雑さ、答えの無さから実際の取り組みをどう始めたら良いかに迷われる領域でもあるのではないでしょうか。今回のブースでは、その「一歩目」となるようなお話をできればと思います。
[事例紹介]
インクルーシブデザインに取り組むメンバーからのメッセージ
チャレンジしているみなさまとぜひ意見交換を
私はコンセント入社直後に携わったウェブアクセシビリティ活動で、見えない・見えにくい人が音声読み上げでウェブサイトを使っていることを初めて知りました。自分は結局「見た目」でしかデザインを考えていなかったことを痛感して、さまざまな状況のユーザーに伝わる&使えるコンテンツやサービスをつくりたいと考えるようになりました。
それからは企画・編集・設計といった部分をメインで担当するようになり、2020年頃から「より良い体験を届け続ける仕組みづくり」であるサービスデザインを軸に活動しています。 現在はクライアントプロジェクトに加えて、社内DE&I推進や人材育成観点からアサインを検討するDPM(デザインプログラムマネージャー)を担当しており、コンセント社内に向けたインクルーシブデザインアプローチの実践に取り組んでいます。
ブースでは、ぜひインクルーシブデザインやDE&Iの実践にチャレンジしているみなさまと意見交換したいと考えています。私がインクルーシブデザインに取り組む最初のきっかけであるアクセシビリティの活動から数えると、ちょうど今年が10年目です。これまでに取り組んできたクライアントさまとのプロジェクト、社内への浸透活動、社外への発信方法など、少しでもみなさまの実践のヒントになるお話ができればうれしいです!
まずは「誰を取り残しているのか/誰を取り残したくないのか」から
「社会には多様な人々が存在していて、その間には不均衡があったり、それぞれに固有の課題があったりする」という前提に立った時に、どのような職業ならそこにアプローチできるかと考え、デザインリサーチや人間中心の視点を持ったサービスデザインに可能性を感じ、取り組んでいます。実際の業務では、どんな時も「影響を受けるのは誰なのか?」「見落としはないか?今はどのようなバイアスが入り込みやすいか?」を繰り返し問いながら進めていくことを意識しています。
インクルーシブデザインは、「明確な一つの答えはなく、課題はたくさんある」という分野かと思います。一方でその意義はより深まっているし、さまざまな段階で欠かせない視点になっているとも感じます。今こんなことに悩んでいる、こんなふうに取り組んでいる、ということを共有しながら交流できればうれしいです。
また一足飛びに「誰も取り残さない」状態に辿り着くことも難しい中で、それぞれの組織・企業なりの事情を踏まえたベストプラクティスを模索することが重要になるなとも感じています。まずは「誰を取り残しているのか/誰を取り残したくないのか」から考えるなど、これまでの取り組みから実践のヒントになるようなお話もできるかと思いますので、ぜひお声がけください!
ブース番号【P-7】でお待ちしています!
コンセントの出展ブースでは、時間帯ごとにテーマを設けて個性豊かなメンバーが入れ替わり立ち替わりみなさまをお出迎えします!
この記事でご紹介したインクルーシブデザインに取り組むメンバーは以下の時間帯にブースでお待ちしています。
インクルーシブデザイン以外のテーマのご紹介や当日の様子等、このnoteやコンセント公式Xアカウントで発信していきますので、ぜひフォローをお願いします。
こちらの記事は、コンセントのDesignship協賛企画運営チームの内田が担当しました。当日皆さんとお話しできること、楽しみにしています。