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【執筆実績】『夢かうつつの雪魚堂』(2022年5月/ことのは文庫)

『夢かうつつの雪魚堂
 紙雪の舞う百鬼夜行』

 作:世津路 章/イラスト: Tamaki様

この店で取り扱うのは、
美しい和紙に写し取られたあなたの中の「真実」だけ――。

常世と現世のあわいにある、日本橋の紙問屋《雪魚堂(せつなどう)》。
そこを訪れる客は、白銀の紙雪が舞う不思議な百鬼夜行に誘われるという。

転職活動中の猪瀬成海(いのせなるみ)は、ある日雪魚堂に迷い込み、
黒ずくめの少年・カナと、胡散臭さ満点の店主名代・魚ノ丞(なのすけ)に出会う。

次の勤め先が見つかるまで、その店の手伝いをすることになった成海は、
様々な心の痛みを背負った客人たちとの交流の中で
彼女自身も忘れていた、ある「真実」へと辿り着くのだが――。

訪れるお客さんたちの心の傷を癒すために、毎夜行われる百鬼夜行。
そこで「癒された心模様」は、世界でたったひとつの、美しい色柄の和紙となる――。
そんな、日本橋にある素敵で不思議な紙問屋さんで起こる、奇跡と救いの物語。

ことのは文庫紹介ページより転載)


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