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学校づくりの歩み

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デンマークのフォルケホイスコーレに感銘を受け、「フォルケをモデルにした人生の学校を日本につくりたい」という教育女子2人の衝動から始まったSchool for Life Compa…
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#問い

"わたしの学びの地図"を探る「探究ラボ」、はじめました。

"わたしの学びの地図"を探る「探究ラボ」、はじめました。

極めるだけがすべてじゃない2019年の年末に、オランダとデンマークに教育視察に行った。
まだその頃は「フォルケホイスコーレを日本で作る」という言葉触りにドキドキふわふわしていて、3年前のときめきが幻想じゃなかったか確かめるために。

前半はオランダ。リヒテルズ直子さんに歴史的背景や制度などをガイドいただきながら、モンテッソーリ教育の幼稚園、フレネ教育の小学校、イエナプランスクールなど回った。

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「デンマークのものを日本に持ってきても上手くいかないよ」を解体する

「デンマークのものを日本に持ってきても上手くいかないよ」を解体する

民主主義への体感値の違い「日本でフォルケホイスコーレを作るのは難しいよ」

福祉国家ではないから、教育制度が違うから、文化が違うから。
わたしは「民主主義の体感値の違い」がとても大きいと思っている。

デンマークでは、子供たちは幼少期の教育から「民主主義的なふるまい・かかわり方」を実践しながら育ち、それっていいよねという前提のもと社会が動いている。

森のようちえんでは、子供たちが広い原っぱで僕た

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消費者の顔と市民の顔、2人のわたし

消費者の顔と市民の顔、2人のわたし

「でもさ、地球のことを大切に思っているからって、いつもその理念に合った行動できるわけじゃないのよね。エシカルでナチュラルなものって総じて高かったり手間だったり。理想と現実はあるよ。」

森林の未来まで想いを馳せ、安かろうの家具ではなく修繕しながらずっと愛され続ける家具を誇りを持って作っている職人さんの話を聞いて、こういう哲学に触れられる機会をつくりたい、消費者としてだけでなく、市民として家具を買う

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