#作庭
ことのはいけばな 大寒 71候 『水沢腹堅(さわみずこおりつめる」)』
島根県は松江に。地鎮祭。
“八雲たつ出雲八重垣妻籠に八重垣作るその八重垣を”
新居のデザインは、茅葺の茶室や、出雲大社のしめ縄、灯籠の形、松平不昧公の茶の好みを継いだ意匠から発想された八雲たつ屋根が特徴。
*八雲たつ 出雲の屋根を 赤山に 棟上げさせて 月の明るき
*松の江の 赤山の上 風わたり 雲沸き出会う 夏日の揚羽
*寒きとて 赤山のひぢ 人つくる 八雲の屋根の 暈に守られ
ことのはいけはな 立夏 第19候『蛙始鳴』
いま何処かはずの声は原宿の野原は消えて爆ぜてしまった(白余)
黒黒と音符のように消えてったお玉杓子よ脚出る前に(白余)
手水鉢蛙の声は聴けずとも母ゐる庭の池の音する(立夏2021/白余)
ことのはいけはな; 春分 第12候「雷乃発声」
花を活けるように、言葉を三十一文字の器にのせて活ける。
はなとことばを立てて相互記譜。七十二候の「ことのはとはなの旅」。
竣工後約1年のお庭。お引き渡しの時も、喜んでくださっていたけど、花曇りの日曜日に訪ねて、なお一層その可愛がりっぷりが深まっているのがわかった。思うに、植物だって人を見ている。桜を愛でるお花見も相思相愛だからこそ、ここまでみんなが心待ちにするから、彼らも美しく、誇らしげに咲いて