Community_Life-7のコピー

弱さを見せるコミュニケーションが真の繋がりを生む

こんにちは。コミュニティ情報の追っかけnagata(@SafRn)です。

最近、よくTwitteから流れてくる記事を読んでいるのですが、先日こんな記事が流れてきました。

サイボウズ式さんの「自分の弱みをさらけ出し、助けてもらうことも「個人の力」のひとつです──石山洸×中山紗彩、元リクルートの師弟が語る」です。

個人の力についてや、コミュニケーションの話など、とても充実した内容なのですが、特に注目したのが「弱みをさらけ出し、助けてもらうことも個人の力」というところ。読んだ後にまず出てきた感想が

でした。

弱さを見せるコミュニケーションを活用することにより、信頼を得て、コミュニティを運営していくチームをより強固にしていくはず。そう思ったので感じたことをまとめることにしました。お付き合いください。


弱さをさらけ出し助けてもらう

上記のサイボウズ式さんの記事の中で、このようなことが綴られています。

自分を生かしてもらうためには弱さを見せなきゃいけないときもある。それは個人にとっても、会社にとっても。
たとえば、採用でも弱さを見せることは大切だと思います。「うちの会社はこういうことをやりたいんだけど、これができないんです」と、きちんと言えるかどうか。

つまり、自分の強みを生かすためには、弱さを補ってもらう存在が必要ということですね。そのために、弱さを見せないといけない。確かに、その人の弱い部分を隠されていたら、どこを助ければいいのかわからないし、助けたい人も自分が助けていることに実感が湧きにくい。「この人はここが苦手だから、俺が役に立てているんだ!」「この会社はここが弱いから、私のスキルでカバーしないと!」という実感・やりがいを助けてくれる方に感じてもらうことが大切になってくると思います。そうすることで、そこに自分自身の存在意義を見出し、取り組むことにやりがいや責任を感じるため、モチベーションの維持に繋がっていくのでしょう。

そもそも、なぜ人が弱い部分を助けようと動いてくれるのか?

それは、「え、この人大丈夫かな、、可哀想だからやってあげようかな、、」という同情ではなく、弱さが見えることでそこに人間味を感じるからではないでしょうか。完璧な人や企業ってどこか近寄りがたく、距離を置いてしまいがちです。よく、完璧そうな美人ほどハードルが高く感じられ、あまり話しかけられなかったりする、そんな話聞きますが、まさにそういうことなのだと思います。

人間味を感じさせる人って、なぜか自然と人が集まっていて、懐に入っていきやすい。その人の笑顔、振る舞い、話し方、それらが作りだす空気感が、人間味を感じさせ、自然と応援したくなるのではないでしょうか。小学校の人気者とかそういう空気感持ってますよね。どの年代でも、本質は一緒ということです。


凸凹チームこそ最強

最近、「モチベーション革命」という本を読んだのですが、そこに「凸凹チームこそ最強」というお話があります。

著者の尾原さんは戦隊モノで例えてお話されているのですが、一見あまり役に立たなさそうな人でも、その人にしかできないことがある。いざという時、そういう人がピンチを救ってくれるという内容です。

同じ強みを持った人だけではなく、様々な強みを持つ人を集めることで、相互を助け合い、それぞれが強みを発揮すれば、あらゆる角度、意外な方向から飛んでくる変化を早く捉え、チャンスに変えられる。そんなチームが理想で最強とのことでした。

その時、重要になるポイントが2つ

①自分たちの凸凹をしっかり把握する
②状況に合わせて凸凹を変えていける柔軟さ

そもそも自分たちの強みを把握しないと話にならないし、把握してもそれを生かせる柔軟性がないと、変化に対応していくことができない。さらに、「あらゆる状況で、どう凸凹を生かしていくか。それを実現するために日頃から相互のコミュニケーションが取れているか。信頼関係が作れているか。」これらを考えた時、柔軟さを実現するためには、強みだけでなく、弱みを見せることが必須になってくると思います。変化に対応するということは、エネルギーを消費しますからね。その時に、率先して動いてくれるチームになっているかがとても大切に感じます。そのコミュニケーションが設計できているかで、コミュニティの成長に大きな影響が出るのだと思います。(モチベーション革命には、この内容以外にも素晴らしい情報がたくさん詰まっていますので、ぜひ読んでみてくださいね!)


弱さを見せるコミュニケーションは親近感を感じさせ真の繋がりを生む

ここまでのことをまとめると

・弱さを見ることで人間味を感じ、それが信頼を生み、協力に繋がる

・弱さを見せることでチームのモチベーションUPに繋がる

・強み弱みをお互いに知ることであらゆる変化に対応できるチームになる

これだけを聞くと、弱さを見せることがいかにメリットがあるかわかるかと思います。しかし、それが簡単にできれば苦労しないというもの。なぜなら、人間は弱さを知られることは、惨めに感じて自分自身に価がないと思ってしまう。つまり、怖いからそれができない。

しかし、一流と呼ばれるチームリーダーやコミュニティマネージャーは、その怖さを乗り越えています。裏表を感じさせず、素直に助けて欲しいと手を差し伸べる。そんな姿を見たら、親近感を感じてしまいますよね。親近感といえば、今じゃファン作り、人を巻き込む際に必須になってくるキーワード。彼らはそれを自然と感じさせているのです。そりゃ一流と呼ばれるわけですね。

弱さを見せるコミュニティが生み出すもの。それは、コミュニティのコアであるチームの真の繋がり。その繋がりがあることで、より連携のとれた運営が実現し、コミュニティの活性化に繋がっていく。

あれ?そういやまだ運営チームに対して弱さを見せたことないかも、、そんな方は少しでいいので弱さを共有してみてはいかがでしょうか?(そんな私もまだまだなので、一緒に努力していきましょう!)。

それでは!

ps.また、強みの把握方法として、ストレングス・ファインダーという診断があるので、やってみてください(詳細はこちら)。

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