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第1期コモンズプロジェクトキックオフ②コモンズとコモニング
コモンズプロジェクトの岡本克彦(オカポン)です。
コミュニティ運営のノウハウをコモンズ(共有財)にすることを目指した第1期コモンズプロジェクトがスタートしました。そのキックオフの様子を何回かに分けて紹介します。
(2022年1月26日開催)
コモンズとコモニング【今回のブログで紹介】
話題提供「生協(CO-OP)とコモンズ」
第1期コモンズプロジェクトで取り組みたいこと
コモンズ(共有財)
僕が担当しているプロジェクト「NEC未来創造会議」のホームページでコモンズについて公開してるので引用しながら説明します。
コモン(common)には共通、共有の意味があります。コモンズとは近代以前のイギリスで共同牧草地の管理を住民が自治的に管理してきた制度のことを呼びます。日本でも村や集落など一定範囲の地域住民が相互の話し合いを通じ山林や原野の乱獲や乱伐を防ぐルールを決めて管理する「入会地」や「入会林野」がありました。
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共有財であるコモンズだからこそ、専有しようとする人が現れるとコモンズが崩壊していまいます。コモンズの悲劇と呼ばれる事象です。
アメリカの生態学者であるギャレット・ハーディン氏が、1968年に「共有地(コモンズ)の悲劇」という論文を発表しました。誰もが自由に利用できる共有資源を個々人が自分勝手に使った結果、資源が過剰に使われて枯渇し、全体として不利益を受けると警鐘を鳴らしました。
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専有できる状態だと悲劇になる可能性が高いですが、専有できない状態にすれば喜劇になります。コモンズに関わる人が増えれば増えるほど多様な考え方が混在するので特定の基準で区分できなくなります。ネットワーク効果が「コモンズの喜劇」を生み出します。
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コモニング(合意形成)
コモンズ(共有財)をつくりあげるためには関わる人たちの合意形成が大切であり、合意形成することを「コモニング」と言います。
では、どのようにすれば、関わる人たちで合意形成できるのか?
合意形成するにはパーパスやビジョンのような「ありたい状態」「目指したい状態」の共有が不可欠です。
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パーパスやビジョンに基づいて合意形成して共創されるコモンズには牧草地のような「共有財」(有形財)に加えて、規範や文化などの無形財も含まれます。
第1期コモンズプロジェクトへの期待
コミュニティ運営のノウハウをコモンズ(共有財)にすることをプロジェクトの目的にしていますが、この1年間をかけてプロジェクト参加者のみなさんとどのような合意形成されるのか?
想定外のハプニングもありそうなのですが(笑)、ワクワクした気持ちで満たされています。
引き続き、よろしくお願いします!
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