少女漫画誌「デザート」元編集長しーげるさんの講演【コミックスマート株式会社】

こんにちは！コミックスマートnote編集部です。
コミックスマートでは会社全体で「おもしろい」とマジメに向き合うため、メンバーの学びと成長につなげる機会を作っています。

コミックスマートのご紹介

今は約70名ほどの会社ですが、コミックスマートの仕事は漫画を作る編集部はもちろん、GANMA!アプリを運営する開発・オペレーション業務、作品全般のクリエイティブにかかわるデザインチーム、YouTubeやMVなどのアニメを制作する事業、グッズや電子書籍など作品の2次展開を行う営業職など多岐に渡ります。
そしてそれぞれの領域で積極的に知識のインプットを行い、他のメンバーを巻き込んで勉強の場を作ったりしています。学びに貪欲で上昇志向が強いため、各メンバーが何らかの専門性を持ってパフォーマンスを発揮しています。

＜コミックスマートの事業概要図＞

そんな環境だからこそ、それぞれが得たノウハウを業務に還元し、個人と組織両面で更なる成果・成長につなげるサイクルを目指して、note編集部ではその設計に挑んできました。
今回はその取り組みの中で、定期的に外部講師をお呼びして実施している講演の内容をご紹介します！

『ゆびさきと恋々』『好きっていいなよ。』など大ヒットした少女漫画を数々立ち上げた少女漫画誌「デザート」の元編集長、鈴木重毅さん（以下しーげるさん）にコミックスマートへお越しいただき、メンバー向けに講演をしていただきました。

▼しーげるさんのプロフィール
1996年に講談社に入社し、週刊少年マガジン編集部に配属。1998年に少女漫画誌「デザート」に異動し、『好きっていいなよ。』（葉月かなえ）『となりの怪物くん』（ろびこ）『たいようのいえ』（タアモ）『ライアー×ライアー』（金田一蓮十郎）などを担当。2013年から「デザート」編集長。以後も『僕と君の大切な話』（ろびこ）『春待つ僕ら』（あなしん）を担当。2019年5月に講談社を退社し、女性クリエイターのマネジメント会社・株式会社スピカワークスを設立。すぐに新作『ゆびさきと恋々』（森下suu）を立ち上げ担当。さらに、やまもり三香の新作『うるわしの宵の月』も立ち上げ担当。

▼しーげるさんのnote・Twitter
https://note.com/henshu_shigel2
https://twitter.com/henshu_shigel

しーげるさんをお呼びした理由

メンバーの一人がしーげるさんが運営されている「まんが編集の会」に入会しており、その繋がりからお呼びする運びとなりました。

コミックスマートは「第6回みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞」で大賞を受賞した『山田くんとLv999の恋をする』、第8位に入賞した『女子力高めな獅子原くん』をはじめとしたヒット作品が生まれてはいるもののまだまだ発展途上の会社で、今後も大ヒットIPと作家創出のエコシステム構築という大きなビジョン実現を目指し、成長していきたいと考えています。直近では「G!TOON」と銘打ったGANMA!オリジナルのタテ読み漫画も新たにローンチし挑戦を続けています。

会社が生まれて10年目を迎え事業も拡大する中、note編集部では組織に新たなブレイクスルーを起こすため、外部の知見を取り入れたいと考えました。
IPの大ヒット、その先にあるビジョン実現を目指しさらに進化していくためには、新たな知識と既存ノウハウの融合、つまり外部への知の探究こそ今の組織に必要だと思っています。そこで、担当作品の大ヒットを何本も実現しているベテラン編集者しーげるさんの知見や考え方をメンバーに知ってもらいたいと考え、今回の講演を依頼させていただきました。

講演内容の紹介

講演では事前に募集していた質問の中から以下のような質問をさせていただきました。

「雑誌マンガとアプリ漫画の違い」
「新人の作家さんを探すポイント」
「企画づくりで大切にしていること」
「キャッチコピーの作り方」
「編集部というチームにとって大事なこと」

編集者としての知見はもちろんのこと、チームとして動く重要性まで、幅広い観点からお話をしていただきました。

また最後にはしーげるさんが考える「良い編集者になるな」と思う人の特徴をあげていただきました。
少しご紹介すると「絶対に大ヒット作を作りたい！」というアツい思いを持った人、次に、お客さんが喜ぶものを全力で出すという責任感、そして企画を形にするための実現力と行動力、最後に好きなモノ・コトが多く何にでも興味を持とうとする好奇心、そういったものを持つ人が良い編集者になれる可能性が高いとのことです。
コミックスマートでも現在編集者の採用を行っていますので、興味がある方はぜひご応募ください！

メンバーの反応

講演後にメンバーへ実施したアンケートの回答も一部ご紹介します。

▼メンバーからのアンケート回答（一部抜粋）
・めちゃくちゃよかったです！目から鱗が落ちまくりでした。
・企画づくりから編集部員の採用まで踏み込んだ話が聞けてめちゃくちゃ勉強になりました！
・非常に熱い、実のある企画でした！本当に気付きの多い90分間だったと思います！
・マンガに対する熱量や売れるマンガの戦略を直接伺うことができてとても良い機会でした。
・パネルや見せ方に関する知識も吸収できたのでとても満足です。
・他社の出版社の方からのお話は、実際に自分たちのノウハウにできるのでとても実りある時間でした。

今回の講演を通じて、大ヒット作を創出してきた編集者のノウハウを得るのはもちろん、改めてIPを作る楽しさを感じてもらいたかった狙いがありましたが、アンケートの回答からそれがしっかり達成され、とても実りある時間になったと思います。得られたノウハウが今後の業務に活きてくるのが楽しみです！
しーげるさん、本当にありがとうございました！
今後も更なるメンバーの成長機会創出につなげていきたいと思います！

コミックスマートのカルチャーに関わる情報は引き続きこちらのnoteで発信していくのでお楽しみに！
ではまた次のnoteでお会いしましょう！

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