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書籍「ひとこと化」は自分軸を作る本

読み始めは、コピーライターさんのコピーの作り方の本だな…と思ったのですが、最後の方まで読んでみると「自分軸を作ることで何事も上手くいく」という本だ!となりました。


SNS用の短い文章が作れる本かな?と思ったら…

本のタイトルを見て…
「ひとこと化?言いたいことが短く上手いこと言えるようになることができるようになるのかな?」
と思って読み始めた本でした。

Xとかで、軽く上手く気軽に投稿ができるようになれたらいいな〜
そのためには、短い言葉の作り方は重要だ!

と思っていたのですよ。…なので、何かの参考になればいいなと思ったのだけど…この本は、SNS投稿などで使える短い文章の作り方というよりは、”キャッチコピーの作り方”が書かれた本でした。

どれだけ本当の気持ちに近づくことができるか?

本の前半は、主にキャッチコピーの作り方を説明されています。

本当に思っていることを新しい使え方で納得してもらえる表現にするために”ひとこと化”させる。
すなわち”キャッチコピーを作るにはどうすればいいか”のスキルが紹介されていて、参考になったのは、下記の「ひとこと化の5つのステップ」。

「ひとこと化の5つのステップ」

  1. 課題をしっかりと見つめる、つかむ

  2. どうなりたいかを考える

  3. 世の中にとっても、プラスになるかどうかを考える

  4. 自分(または事業)と世の中(伝えたい相手)との共通項を探す

  5. 言葉にして、自分や世の中に響くかどうかを想像する

この5つのステップは、キャッチコピーを考える際の手順だと思うのだけど、自分のテーマに関しても使えるそう。

例えば「好きを仕事に」したいとき、「好きな仕事」が漠然としている場合は、その「好き」を課題にこの手順で掘り下げていく作業をすると、「ほんとうの好き」がわかり「どうなりたいか」が見えてくる。

キャッチコピーのスキルを紹介しながら、自分のほんとうの気持ちをどう表現するかのスキルを教えてくれる内容だなと思いました。

自分という存在にキャッチコピーをつける

自分軸を作ることは、人生を豊かにするための重要なスキルですよね。

そのためのキャッチコピーの作り方(”ひとこと化”すること)がなぜ必要なのかについて、本の後半に書かれていました。

「自分らしいひとこと」を探し、「自分らしいひとこと」が見つかると自分軸が定まるし、色々な活動の軸にもなる。

自分軸があれば、他人の意見や周囲の流れに流されることなく、自分の価値観や信念に基づいて生きることができますよね。

個人的なものじゃなくても、事業などでも「軸=ブランド」のようなものだから、「自分らしいひとこと=スローガン」があれば、もし、何か行き詰まるようなことがあったとしても問題解決の糸口となったりするかも。

ということで、「自分のキャッチコピー」はあった方がいい。ということが説明されています。

ブログを書く身として響いた言葉

本文中に、
「表現は頑張ってするものじゃない、自分らしく書く、素直に書いた文章には”あなた”がいる」
みたいなところがありました。

腹落ちをする、長くこころに留まっているようなひとこと。
いつ聞いても、何度でも、「そうだなぁ」と思えるひとことを目指す。
……
うまいこと言うのではなく、自分の「ほんとうに伝えたいこと」をひとつ書けることを目指す。

「ひとこと化」本文より

やっぱり、何かを伝えたいからこそ文章を書く…ためにブログ書いてるなら、自分が本当に伝えたいことを自分の考えた言葉で伝えないといけない。

でも、そうするためには、しっかりと考えないと。。。

うーん、私もそう思ったけど…

でも、考えて書くというよりは、自然と(スラスラ)書けることがほんとうの自分の気持ちみたいなところが私はあるので…心に響く物事をしっかりと捉えておきたい!

そのためにいつもスムーズに言葉にできたらいいな・・・と思う。
から、やっぱり書くことに慣れることが一番大事なのかもな〜

…なんて、最後はとりとめなくなってしまったけど。


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