立ち止まってしまう人を応援する｜「RESET」
"新しい自分を「再起動」する方法"が書かれた「RESET」。
読んでみたら、「やりたいことはあるけど、いつも立ち止まってしまって進めなくなってしまう…」という人に向けた応援本かな？という印象…かな。
「RESET」とは自己改革のためのリセット
"やり直し"からの”再スタート”という意味で、「潜在意識を書き換えて、新しい自分を”再起動”する方法」を書いた本だから「RESET」というタイトルなんですよね？
なんとなくタイトルのイメージからは、「ゼロにする」「自我をなくす」かと思ってたけど、読んでみると違いました。
潜在意識が自分の行動を決めている
見たことがある人も多いと思うのだけど、氷山の絵で説明される顕在意識と潜在意識。
顕在意識は「今、考えていることや気づいていること」で、潜在意識は「気づかないままで心の中にあることや、自動的にやってしまうこと」。
人間の意識は、大体…95%くらいが潜在意識なので、ほとんどの思考や行動が意識せずに行われてしまうということは、最近、結構どこでも聞くようになりましたよね。
これまで生きてきた中で誰もが持ってる、“親や周りの人から言われた何気ない言葉”とか、“自分の上手くいかなかった経験”。
それが、潜在意識に記憶されて、今の思考や行動を決めています。
記憶されているもの全てが、上手くいく思考や行動につながるものならいいのだけど、そうじゃない場合、思考や行動のブレーキになってしまう。
でも、そのブレーキは、あの時と同じように「傷つきたくない」「失敗したくない」と、自分を守るために必要なもの。
だから簡単には外せない…のですよね。
心のブレーキ・思い込みを外すためのアドバイス
心のブレーキが外せたら、「こんなふうに行動したい」「こうなりたい」というものを目指していけるようになる、というのも分かる気がする。
その心のブレーキの外し方を一つずつ紹介しているのが、この「RESET」という本。
「こう考えた方がいい！」とか「このやり方で自分の心にある思い込みを確認するといい！」というアドバイスがたくさん載っていました。
全体を通して思ったのは、夢や目標があっても立ち止まってしまう人に向けた"行動が出来るようになるためのアドバイス”が書かれているなということ。
思い込みや心のブレーキは、これまで関わってきた人や生きていた環境によって生まれるので、そこをリセットすれば、夢や目標に向かって歩き出せるよ！
と、そのリセットする方法と考え方が書かれていたように思います！
変わるというより進化したい
と言っても内容というか、文章がぜんぜん入ってこなかったのですよ、、わたし。
本との相性ってあるのかな？文体が合わないのかな…。
うーん、本全体から「努力すれば変われる！！！」と言われているようで…ちょっと辛かった。
そんなふうに読み取ってしまいました。
努力は必要！とは思っています。私も。特に、心の鍛錬には必要ですよね。
私も、考え方のクセが出て、悲しくなったり怒ったり…気持ちが長く落ち込むのが嫌で、意識的に気づけるように自分を確認します。それも努力しているからこそ。
でも、「努力して変わる」ってなんなんだろう？
「変わる」必要性を感じない…
変わらない、今の自分も含めて進化していくために、思い込みや心のブレーキを確認したいと思っているのかも。
もしかすると、そうやっていたら、人から「変わったね」って言われるのかもしれないけど…。
捉え方の問題なのかもですね。
思い込みや心のブレーキを確認するために
うーん、でもでも…
努力して変わってもいいですよね。（…って、すぐ言うこと変えてしまうw）
…と言うのも、結局は進化してくのだから。
これが正解ってないから、自分らしくなるために色々な人の考えや上手くいった方法を取り入れていくのがいいのかもしれません。
たくさんの考え方のヒントが詰まった本だとは思ったので。
！…と、いうより…
これだけ"気持ちが動いた"も言える本…なんじゃない？？
淡々と読めたわけじゃないこの本は、多分、私の心のブレーキに、何か…働きかけがあったからなのかもですよね。
…ブレーキなることが物事の展開を滞らせることがあるから…
そう言う意味では、大胆に気づきを得られる本だった…。
行動や思考のもとになってるものには、必ず思い込みや心のブレーキってあると思う。でも、なかなか自分では気づけない…。
「行動や思考のもとになってる思い込みを探す！」という気持ちで、読んでみるとたくさんの気づきが得られる本になるかもです。
最後に簡単に目次
- 『RESET』目次 -
はじめに
第1章：なぜ「元の自分」に戻ってしまうのか？
第2章：考え方のクセを「リセット」する
第3章：可能性の「上限」をリセットする
第4章：環境の「前提条件」をリセットする
第5章：情報と体験を「インストール」する
第6章：奇跡は「当然の結果」として訪れる
おわりに
リセットとは、そうした「頭と心を一致させること」。つまり、「意識と無意識を一致させること」を意味します。
意識的に「変わろう」と思い、本を読んで学び、行動を起こして、それを継続する。
さらに、無意識のレベルまで変化を呼び込み、変化を受け入れられる状態を整える。
そんな意識と無意識が一致した（＝リセットした）状態になって初めて、本当の自己変革がスタートするのです。
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