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お気に入りのイタリアンレストランについて②
この記事はお気に入りのイタリアンレストランについて①の続編である。
今回は「食べに行ったときの定番メニュー」と化していたリゾットを紹介したい。
ライヴ感のあるチーズリゾット
「ライヴ感ってなんぞや?」と思った方がいるかもしれない。
このお店のチーズリゾットは、チーズの量を好みの多さに目の前で調整してくれるのだ。
手順は次の通りである。
1.リゾットをフライパンからパルミジャーノ・レッジャーノの器に移す。
2.店員に「ストップ」というまでパルミジャーノ・レッジャーノを削いでもらう。
3.「ストップ」と告げたら、好みの量のチーズとリゾットを混ぜてもらい、胡椒を仕上げて完成。
以上である。手順2でパルミジャーノ・レッジャーノが削がれていくところを見るのが楽しい。
頼んだ人によって、チーズの好みの量も異なるので新しい発見もあるのだ。
ネットで調べたところ、このお店が我が家の近隣にもあることが分かった。
子供の頃に食べた味と再会出来ることが嬉しくて、旦那を誘って食べに行くことにした。
旦那はチーズの器に入ったリゾットを食べたことがないので、見せてあげたいと思っていた。
そして、昨日の昼に電車とバスを乗り継いでお店へ向かった。
リゾットの他に注文したサラダとピッツァに2人で舌鼓を打っていたら、リゾットがやってきた。
しかし、やってきたリゾットは私が想像していた姿ではなかった。
ーーーそう、すでにチーズがキッチンで混ぜられて、皿に盛り付けてある状態でやってきたのだ。
器は?器はどうしちゃったの?
私は動揺した。
動揺した私に旦那はこう告げた。
COVID-19の影響でチーズの器が使えなくなったんじゃないかな。
そうか、COVID-19か。COVID-19の影響でこのリゾットもソーシャルディスタンスを余儀なくされたのか。
アーティストや芸人などのライヴを軒並み中止にさせるCOVID-19の魔の手は、チーズリゾットにも伸びていたのだ。
料理人のさじ加減で加えられたパルミジャーノ・レッジャーノの量は控えめではなく、かと言ってくどすぎず、無難な多さだった。
お米もやや硬めの炊き上がりで味付けともよく馴染んでいる。
しかし、以前だったら、もう少し多めの量を目の前の店員にお願いしていただろう。
私はチーズの主張が強い方が好きなのだ。
次回、お店で食べる時は「チーズ多めで出してもらえるか」を確認しておく。
変わった姿で懐かしい味との再会となったが、今後も定番メニューとして食べ続けていこう。
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