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週報 1/23 - 1/29 (2023)

1週間の中でチェックしたコンテンツ、気になったトピックについての週報
Twitter:@come_no_car

『LLYLM』 Rosalía

やったー!!Rosalíaの新曲!!
年末年始に恋人のRauw Alejandroと来日中、tiktokで新曲『LLYLM』の一部をアップしたのを観て、もう1月はこの曲のリリースをずっと待ってた。

Taylor SwiftやPink、Adeleなどの楽曲プロデュースにも参加しているShellbackという方だそうで、特にサビ部分が英語詞でバイラル的に切り取りやすくなっているので、かなり英語圏を見据えてなんだろうなと。告知タイミングでも「サビの音源データは先にtiktokに登録してあるから、みんな使ってね」とアナウンスがあったのも印象的だった。
とにかく今年なんとかRosalíaのライブが観れないだろうか。。また日本に来て欲しい。

Summer Sonic 2023のラインナップについて

今年のラインナップ発表を見て本当に落ち込んでしまった。ヘッドライナー1組目のBlurに対しても割とネガティブで、近年サマソニの柔軟にブッキングしても許容されるであろう枠にBlurってマジかよ…と思った。苗場に呼ぶなら分かるけど。逆にKendrick Lamarは万々歳。

ただ以降に続くラインナップでより一層期待が冷めた。なかでもリアム・ギャラガーやFall Out Boy、Evanessenceなど恐らく準ヘッドライナーやメッセ側のトリ陣営だった。後ろ2組に関しては所謂pop punkやemo文脈でのブッキングなのだろうけど、正直それは2~3年も前の話なんだ…
Evanescenceに関してはリナサワの『STFU!(2020)』のタイミングだし、Fall Out Boyも2021年にOlivia RodrigoやWillowが爆発的にヒットしたタイミングに振り返ったんだが。遅くとも去年のコーチェラでのEmo Niteまでだった。
それを越えて2022年はThe 1975はじめDirty Hit勢を呼んでくれたのが、「2014 tumblr aesthetic」の先取り含め100点満点だったのに今更またemoに戻れと言うのか。。
Primavera Soundのラインナップと比較するとやっぱり日本の「限界洋楽市場」だなと落ち込んでしまった。
追伸:FLOをブッキングしたのは最高

『LEFT RIGHT』 XG

マジでXGの快進撃が止まらない。『SHOOTING STAR』良曲だな〜と思いつつKポMVのY2K、Diesel人気が続いてるなくらいの印象だった。ただ続く『LEFT RIGHT』の方が個人的にツボだった。NewJeansや他K-POPよりも、むしろFLOのような新興R&Bグループと並ぶレベルの手堅さの本格的なR&Bトラックに仕上がっていた。楽曲の強度、メンバーのスキルという面では長年培ってきたavex地盤?のもつパワーは並大抵では揺らがないなと。
韓国を拠点にK-POPの玄関を通ってアジア圏、英語圏と行ける所まで行って欲しい。シングルはどちらも英語詞だったのでこのまま突き通すのか、88Risingとも組むのか、今後の活躍が楽しみ。

映画 『SHE SAID / シー・セッド その名を暴け』

2017年にプロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインのセクハラ・性的暴行事件を告発したニューヨーク・タイムズ紙の編集チームを描いた作品。

劇的な展開や過剰な演出など不要で、淡々としたペース進んでいく所が最高にタイトで良かったし、だからこそ実際の音声テープが静かに流れるシーンやワインスタインの高圧的な姿勢の恐ろしさが際立っていた。そして、それが対抗言説を作っていくための戦い方の一つでもあるように感じた。レベッカ・ソルニットよろしく、起こっている事象を「真の名で呼ぶ」ことを体現しているようだった。
編集チームの取材活動と並行してトゥーイ、カンターの私生活(出産や子育て)も描かれており、家父長制という支配構造や構造的差別に対する、女性であり母親である彼女たちにとっての闘いとしても素晴らしかった。

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