地域と伝統を守る小さな光

先日、立ち寄った岩手県のホテル。
連休ということもあり、ラウンジで地元の踊りを披露するイベントがあるとのことだった。
そこで目にしたのは「いわてさんさの会☆加藤家」の皆さんだった。
https://sansaodori.wixsite.com/katoke

伝統的な衣装に身を包み、笑顔で踊り、太鼓を鳴らす人。
陽気な笛と鐘の音。
その中に、小さな小さな踊り子さんがいた。
後で聞いたら、まだ4歳だという。
小さな体をいっぱいに伸ばし、並ぶ大人に負けない軽やかで美しい踊り。
何より心打たれたのは、子供を取り巻く一緒に踊る大人たちの温かさ、その愛情をいっぱいに受けて伸び伸び踊る子供の姿。
ああ、地域ってこうあるべきだな、と子供を持つ一人の親として感動してしまった。

岩手も震災以降、まだ復興が進んでいない地域が多く残されている。
家族を失った人も多い。
実は、私も何となく怖くて3.11以来、東北には足を踏み入れていなかった。
その中に見た小さな光。
伝統を守ることも大切だけど、それを通して育まれた本来あるべき愛溢れる平和な地域の営みを垣間見たような気がした。
失われたものは計り知れないほど大きかったし、国のサポートも十分じゃない、まだ色んな困難が残っているけれども、人間の力って、愛情って、何て素晴らしいんだろう。
ちゃんと伝統と地域に貢献してる小さな命が、こんなにも生まれ育っているじゃないか。

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