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感じたくないことも感じなきゃ何も感じられなくなるから

わたしは今日、演劇を観に行ってきました。公演開始前日にて解散宣言をした劇団です。一度観たことがあったけど、解散するならもう一度観ておきたいと思いチケットを取りました。

解散する理由は(公式Twitterより)作・演出の方が体力的・精神的に演劇を続けることに疲労困憊であると。さてどんな演劇をするのだろう?(劇団名は中野坂上デーモンズです。)

内容は全てのことに怒っているような、どうしたらいいのかわからないというような、煮詰まっているような。途中不愉快さも感じた。劇中に自分の葬式をしたりもしてて、作家本人が語るシーンもあった。
「小中と友達が居なくて自由帳に作文ばかり書いていました。しかしその後ずっと死体の絵ばかり描くようになり、人が殺される映画やドキュメンタリーはゾクゾクしてしまいます。少年Aに自分がなってしまうかもしれないと思い、高校では陸上部に入りました。爽やかになれると思ったからです。しかしすぐ辞めました。もちろん自分に合ってないから。そして沖縄に行って音楽活動をやっていたら演劇に出会い劇団を旗揚げで6年目。売れると思ったらコロナ。今は借金が1000万あります。いつ僕は間違えてしまったのでしょうか。分かりません。人生やり直したい。」と覚えているのはこんなとこでした。

劇中笑う客もいたけれど、トータルでわたしは観ていてどんどん辛くなった。嘘であったなら笑えるかもだけど、全てが本音に聞こえて観終わってからも引っ掛かる悲しい気持ち。演劇は映画よりチケット高めだし観る人も少ない。劇場を出れば大勢の人が流れていていて、さっきまであった出来事も知らない人たちが多いということにまた悲しくなった。日々というか日常は、動き続けていて誰かの情熱や喜び、悲しみはあちらこちらで湧いて動いている。

疲れた、もうどうにでもなれよ!と思う日もあるけれど自分はまだまだ優しいものだなと思う。
まとまらない中、宇多田ヒカル「誰にも言わない」という曲。

「感じたくないことも感じなきゃ何も感じられなくなるから」

ふと思い出しました。ちょっとズレたけど。


#観劇 #演劇 #下北沢  #芸術 #生活#宇多田ヒカル #音楽 #中野坂上デーモンズ

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