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〜夏の散文②〜幸せな瞬間は

最悪だ、と思う日々の中でも、

「私、この時間が好きなんだな」と思う時間があれば、そんな日々のことを忘れて

目の前にいる人のことで気持ちがいっぱいになっていた。

嫌だったこと、何を悩んでいたのか、思い出そうとしたけど、すぐに頭に浮かばなくなっていて、ただ寝ている顔を見ているだけなのに、

急に愛おしい気持ちが溢れて、涙が出た。

小さな幸せの瞬間、小さな小さなことを覚えていようと思うのに、時間は過ぎて、気付いたら時代すら変わっているのかな。

どうってことないっと思っていたことが、
とてもどうってことあって、私の幸せであるのだ。
というか、私を豊かにしてくれているんだよ🍊

不意に出てくる自分の言葉は、相手からしたらチープなものしか表現できないことがある。

あとから思う。遠回りして、伝えることにワンクッション置いてしまう自分がもどかしい。


話は変わって、

忙しく日々を過ごす人が周りにたくさんいて、しかもその人たちに憧れも抱いていて、真似るように私も予定を詰め込んだ。

充実しているようにも見え、私も新たな環境に足を踏み入れる。

気持ちは…
楽しい、疲れちゃった、やっぱこの忙しさが良いよね、いや…やっぱ疲れたよ…

そう感じ、心がトゲトゲしく余裕のない自分になっていたので一旦休んだ。

予定のない日を確保し、ゆっくり散歩をして、絵を描いたり、喫茶店をハシゴしてメモをして、

なんてことないゆったりした時間が私には、とても重要だったと思い出す。てかとても重要なのです。

ゆっくり歩き、
「素敵な空色、面白い情景、絵にしてみよう」とか、「今日の風は、気持ちがいいなぁ」とか。

私よりもヨレヨレなおじいさんに話しかけられ、暑さに倒れないようにと心配されたり。近所の東京の片隅には、こんな優しいおじいさんがいるんだなぁ、とか。(お爺さんこそ気をつけてよ!と 
は思う)

また、絵を描き模写しながら思う。

よく見たらこんな線だったんだ、こんな色してるんだって再び気付かされる。

そうだ、分かり切ったことなんが無くて私、分からないことだらけだったんだっ!と嬉しくなる。

(現在とても散文な気がします)

そして、今日は、友人と会った。

彼女は、2ヶ月に1回ほど会う友人。

膨れ上がったパンケーキ3枚を前に、彼女が見た感動した夢の話を、私に話そうとメモしていたようで、2つの夢話を聞いた。

現実でもないことなのに、私もその情景や空気感に感動してしまった。彼女の感覚が好きで、いつも何か発見をくれる友人。

その距離感といい、その時間がとてもよくて、気持ちいい時間だった。


毎日はやってくる。その毎日の積み重ねが怖いと思うこともあるけれど、朝はやってくる。

今ある人間模様や幸せな時間が、永遠とは限らないかもしれないけれど、

私は今感じてる幸せな時間を存分に感じて、考えていたい。どうせなら笑っていたい。

なんかそんなことを、考えていたら周りにいる人も、私の好きな人たちも笑っていてほしいなんて、

何様なのか分からぬ私は、思うのでした。

夏の散文②、暑さによりだいぶ散文。

🍋END🍋


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