♯228 見えているものは同じじゃない(リライト版)
おはようございます。フミオです。
月並みですれども、今日から新しい年度です。新社会人の方など新しい環境でスタートする皆さん頑張ってください。私のnoteも少し模様替え!
今まで書いてきました。ノートをリライト(書き直し)をしてみようと思います。
今まで、227投稿を「書き続ける」ことを目的にしてきました。今日からは、少してでも読んでくださる方に「伝わる」文章にしたいと考えています。読んでくださる方に、「今まで書いたnoteを書き直し」をしてみることなど教えて頂く機会があったことです。
今までよりも、伝わるようにリライトしていきます。
■しっくり来ない家族の表情
私は、この3月まで、退院後の高齢者の生活をどうしたらいいか?心配している家族の相談に伺い、支援する手伝いをしてきました。
心配を抱える家族と私との面談場面、「しっくり来ない家族の表情」から少しでも・・・心配する家族とその相談を伺う「相談員」が理解し合える機会が増えていくことを願って。
病院に入院している夫(87歳)入院して1月余り、奥さん(80歳)は、病院の看護師さんと退院後の生活を相談する機会があり、介護が必要な状態なこともあり自宅での生活は難しいかもしれないと「施設生活」について考えるようになりました。
奥さんは、自宅から一番近い高齢者施設へ連絡して、夫の利用について相談と申込ができればと、高齢者施設の相談員と面談する時間を取りました。
面談の場面、奥さんは、夫の病院での様子・看護師さんとの相談した内容とと面談をするに至った経過を話しました。高齢者施設の相談員は、奥さんからの相談内容から、高齢者施設の内容を説明して、夫の利用について提供できるサービスや料金内容を伝えました。
しかし、奥さんは、しっくりした表情をしていません。相談員は、その表情に気づき、奥さんへ「何か、ご不明なことありますか?」と尋ねます。奥さんと相談員とかみ合う会話がすすみません。
■奥さんにとっての1人の夫のこと
あくまで経験からの奥さんの気持ちを想像すると、「夫が介護必要なこと、私が介護できる不安なこと、病院の看護師・施設の相談員の方々の説明もわかるんだけど・・・・、わからないことがわかならい」となっているんじゃないでしょうか?
看護師や相談員は、病気や身体の様子、家族の状況などから「施設を利用することが妥当な高齢者」と経験的に奥さんに話をしていると考えられます。奥さんにとっては、「これまで、一緒に生活をしてきた夫の〇〇」となります。奥さんにとっては、たった一人の夫のことであり、これで本当にいいのか?と考えているかもしれません。
■日本一の富士山は?
こんな例えは、日本人に「日本一の山は、どこでしょうか?」と質問をすると概ね「富士山」と答えが返ってくると思いますよね。でも、静岡県民の方と山梨県民の方に「日本一の山は、どこでしょうか?」と尋ねたら同じように富士山と答えが返ってくると思います。
ただし、両県の方の気持ちの中には、「静岡県側から見たの富士山」、「山梨県側から見た富士山」と無意識に考えているかもしれませんよね。相談に来られた奥さんの気持ちは、この「〇〇側からみた富士山」と同様に
「私の夫」になっているのかもしれませんよね。
このスレ違いをどのようにしたらいいのでしょうか?
■見えているものは同じじゃない
相談する側と相談を受ける側には、こんなスレ違いが起きています。特に、相談する側は、奥さんは、夫が倒れて病院へ入院して、治療が始まり今後どうなってしまうんだ?!の気持ちから、病院のベッドに横になっている夫の様子を見て落ち着いた矢先に退院の話になります。
同じ一人の人を見ていますが、奥さんは「夫」、看護師・相談員は「介護が必要な高齢者」となります。この言葉だけでも見ている相手への気持ちもイメージを違います。
私の生活でも仕事でも、似たような思い込みからのスレ違いは毎日あります。しかし、これからの大介護時代では、こんなスレ違いが少なくなり、介護を必要とする人、その配偶者、子、孫や関係する皆さんが同じ方向を見れたらと思います。
解決策は、相談の場面から日常の会話でも、お互いの気持ちをイメージしながら「相手の背景や会話の筋道を意識する」とスレ違いが減るかもしれまえん。但し、医療や介護の相談は、腕に憶えのある人にご相談ください。
■#001見えているものは同じじゃない
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