小室貴之/理学療法士・サッカートレーナー

スポーツ認定理学療法士/2018年埼玉国体サッカー少年男子トレーナー/埼玉病院→茨城ク…

小室貴之/理学療法士・サッカートレーナー

スポーツ認定理学療法士/2018年埼玉国体サッカー少年男子トレーナー/埼玉病院→茨城クリニック/リハビリ/トレーニング/予防/育成年代/#SpolinkJapan コアメンバー/#FreePTsalon 発信内容は所属とは独立した見解です

マガジン

最近の記事

内転筋-治療プロトコル④ランニングエクササイズ-

こんにちは!! 理学療法士の小室です!! 今回は英語論文に関して、記事第7弾となります!! 今回も付録の2つめの治療プロトコルの続きになります!! 前回の付録の記事は、以下のリンクからお願いします!! 【ランニング動作】✓ゆっくりとした直線ランニングの動き 最初はその場で小さなステップを行うことから始めます。 痛みが2/10以下になれば、実際のゆっくりなランニングに進みます。 地面にマークされた5mの「アジリティ・ラダー」を使用し、前に進むときには両足が四角の

    • 内転筋-治療プロトコル③グローインエクササイズ-

      こんにちは!! 理学療法士の小室です!! 今回は英語論文に関しての記事第6弾となります!! 今回も付録の2つめの治療プロトコルの続きになります!! 前回の付録の記事は、以下のリンクからお願いします!! それでは早速内容に触れていきましょう!! 【アクティブフレキシビリティ】 ✓レッグスウィング 屈曲/伸展 動かしている下肢と同じ側の上肢でサポートを保持しながら、片脚で立ちます。 進行範囲と速度に合わせて、キックモーションで脚を前後にスイングします。 胸を前方に

      • 内転筋-治療プロトコル②ランニング&スポーツ機能-

        こんにちは!! 理学療法士の小室です!! 今回は英語論文に関しての記事第5弾となります!! 今回は付録の2つめの治療プロトコルの続きになります!! 前回の付録の記事は、以下のリンクからお願いします!! それでは早速内容に触れていきましょう!! ランニングとスポーツ機能プロトコルは前述の通り、フェイズが4つにわかれています!! フェイズが4つにわかれているのは、グローインエクササイズプロトコルと同様です! フェイズ1つずつ日本語に訳して整理していきましょう!!

        • レバレッジ・リーディング

          こんにちは! 理学療法士の小室です!! 今回は読書ログということで、記事のタイトル通り「レバリッジ・リーディング」について感じたことや学びをまとめていきたいと思います! 「読書の量」を意識して読むようになったキッカケの1冊です! もちろん専門知識を学び深めていくことは大切なことだと感じます! ただ、自分の専門外の分野の本から学びを得たり、何か新しいキッカケを得ることができます!そのため数千円で購入し、スキマ時間を有効活用できる読書は素晴らしいツールであると思います!

        内転筋-治療プロトコル④ランニングエクササイズ-

        マガジン

        • グローインペイン(鼠径部痛症候群)
          6本
        • 英語論文
          7本
        • 読書ログ
          2本
        • サッカーにおけるケガ
          1本
        • アスリートと睡眠
          4本

        記事

          内転筋-治療プロトコル①グローインエクササイズ-

          こんにちは!! 理学療法士の小室です!! 今回は英語論文に関しての記事第4弾となります!! 今回は付録の2つめの治療になります!! 前回の記事と付録は以下のリンクからお願いします!! それでは早速内容に触れていきましょう!! 【イントロ】 このプロトコルは、急性内転筋損傷に関する研究に含まれる標準化された基準に基づいた治療プロトコルの説明です。 ・セッションはスポーツ理学療法士によって指導。 ・このプロトコルは、必要な器具を最小限に抑えるために開発。 ・必要

          内転筋-治療プロトコル①グローインエクササイズ-

          内転筋-臨床検査-

          こんにちは!! 理学療法士の小室です!! 今回は英語論文に関しての記事第3弾となります!! 前回の記事に付録が3つあったため、1つずつ順々に触れていけたらと思います! 前回の記事は以下のリンクからお願いします!! 【イントロ】 このプロトコールは、急性内転筋損傷のみを対象とした研究に含まれている臨床検査の内容を説明したものです。 ・すべての臨床検査は両側比較を含み、アスリートが特定の急性損傷の痛みを認識した場合にのみ陽性。 ・一般的に鼠径部の痛みを持つアスリートを

          内転筋-リハビリ後のスポーツ復帰-

          こんにちは!! 理学療法士の小室です!! 今回は英語論文に関しての記事第2弾となります!! グローインペイン(鼠径部痛症候群)というものを聞いたことがあるでしょうか? 今回はグローインペインの中でも頻度の高い、内転筋(内側にあり、ボールを蹴る際に使う筋肉)由来のものについて触れていきます! どこかのタイミングで、グローインペインについてまとめた記事を作成できたらと考えています!! それでは早速内容に行きます! 論文タイトルとアスペター 論文のタイトルとしては、

          内転筋-リハビリ後のスポーツ復帰-

          99%の人がしていないたった1%の仕事のコツ

          こんにちは! 理学療法士の小室です! 今回からは、趣味の読書についてアウトプット用の記事を作成していきます!! flierという本の要約サイト最近、本を要約して1冊10分で読めるflierというサイトにハマっています! 色んな分野の本が要約されているので、スキマ時間を利用して読書が可能です! 詳細については公式HPまで!! この本を読む目的まずは読書の目的から、自分なりに整理! 「なぜ、この本を読もうと思ったのか?」 →仕事を効率化させ、目標に到達する速度を早

          99%の人がしていないたった1%の仕事のコツ

          サッカーにおけるケガ①J2チーム

          こんにちは! 理学療法士の小室です! 今回のシリーズ記事では、「サッカーにおけるケガ」についての記事を作成していきたいと思います! プロサッカーチームにおけるケガです! 今回は第①弾としてJ2チームについてです!! 皆さんもゲガのニュースを聞くことが多くあるのではないでしょうか。 実際のプロチームにおいてどのようなケガが多いのでしょうか? 私達、理学療法士(PT)やトレーナー等のメディカルスタッフが競技特性に基づくケガをしっかり理解しておくことは重要だと思います

          サッカーにおけるケガ①J2チーム

          自己紹介

          こんにちは!皆さまはじめまして! 理学療法士の小室と申します! 今更ですが、今回は私の自己紹介をしたいと思います! 学生時代私は小さい頃よりサッカーを行ってきました! 地元は埼玉県で、スポーツ少年団の1個上には現在大宮アルディージャに所属している菊地選手がいました! 菊地選手の詳細についてはWikipediaまで。 中学はクラブチームに所属し、高校では公立のサッカー部に所属していました! 学生の頃は、漠然とサッカーに関わる仕事をやりたいと思っていました! その

          Prevalence and Associated Factors of Osgood-Schlatter Syndrome in a Population-Based Sample of Brazilian Adolescents

          今回は英語の論文を読むことを習慣化したいとの思い、記事を作成していきます!! 正直英語は苦手なので、翻訳サイト利用しなら知識を深めたいと思います! 今回の論文は、ブラジルの若者におけるオスグッドの有病率と関連因子についてです!! 研究の対象は、ランダムに選ばれた12〜15歳までの954人でした! 考察としては、 ・少年と少女の間にオスグッドの有病率の有意差はなかった ・激しい定期的なスポーツ活動はオスグッド出現の危険因子 ⇒一般的にスポーツをしている青年では21

          Prevalence and Associated Factors of Osgood-Schlatter Syndrome in a Population-Based Sample of Brazilian Adolescents

          アスリートと睡眠④アスリートと入浴、入浴のタイミング、深部体温と皮膚温度

          アスリートと入浴 実際のスポーツの現場では、Jリーグのスタジアムのチーム更衣室に求められているのは、温水シャワー8基以上で、浸水できる入浴設備は求められていない! アスリートにおいて入浴は運動によって生じた汗や汚れに対して身体を清潔に保つ役割がある! また、運動によって生じた肉体的な疲労や精神的な疲労からの回復も入浴の機能である! 実際にリオデジャネイロオリンピック・パラリンピック競技大会におけるアスリートサポートに関する報告書 1) において、後方支援施設で温浴、冷

          アスリートと睡眠④アスリートと入浴、入浴のタイミング、深部体温と皮膚温度

          アスリートと睡眠③入浴習慣、睡眠への効果(筋硬度)

          前回、前々回と睡眠についてまとめてきました!! 少しでも睡眠の重要性を感じて頂けると嬉しいです!! まだ記事を読んでいない方はこちらからどうぞ! 入浴習慣と睡眠 日本人はお風呂が好きとされるも、アスリートのコンディショニングではあまり話題にならないですね! 近年でのアスリートの入浴習慣は変化してきていると考えられます! 特に「シャワー」で済ませてしまう学生や若年者も多い印象があります! 実際にどの程度、学生や若年者入浴習慣があるのでしょうか? 松田ら 1) の

          アスリートと睡眠③入浴習慣、睡眠への効果(筋硬度)

          アスリートと「睡眠」②睡眠と怪我、寝室環境

          前回の記事では睡眠の時間とパフォーマンスについて、触れていきました!! 前回の記事をまだ未定な方は是非、目を通して見てください! 今回の記事では「睡眠と怪我の関係」と「寝室環境」についてまとめていきます!! 睡眠と怪我の関係 睡眠不足だと「パフォーマンス」が下がるだけでなく 「怪我」が起こりやすくなるのでは? 頭では何となく理解していても、文献的な根拠はあるのでしょうか? 特に若いアスリートに対する研究が気になります。 Milewski 1) らの中高生の学生

          アスリートと「睡眠」②睡眠と怪我、寝室環境

          アスリートと「睡眠」①睡眠時間、パフォーマンス

          アスリートや指導者に必要な知識として、「睡眠」が挙げれると思います!! 「睡眠」はよく大切と言われるけど、実際にしっかり理解していない 睡眠の本は沢山出ているけど、どんな睡眠を理想とするべきなのか? 理想的な睡眠時間とパフォーマンスの変化について考えていきたいと思います! 睡眠時間について Watson 1) らによると 良好なパフォーマンス・健康のためには7〜9時間の睡眠が必要。 まずは7時間以上の睡眠を指導する必要がある!! 1つ基準として、「7時間」は寝

          アスリートと「睡眠」①睡眠時間、パフォーマンス

          Ottawa ankle rules-骨折の有無を予測する指標-

          スポーツにおいて最も受傷数が多いとされている足関節捻挫。 足部・足関節周囲の骨折については、「Ottawa ankle rules」(オタワ足関節ルール:以下OAR)にてある程度の予測が可能です。 私は理学療法士として、高校サッカーのトレーナー活動を行ってきました。 現場でこれは骨折なのだろうか、捻挫だけなのだろうかと臨床診断で悩む場面がありました。そんな時にあるセミナーで教えていただきまして、初めて知ることができました。 そんなOARについて少しまとめてみようかと思

          Ottawa ankle rules-骨折の有無を予測する指標-