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♯ゆめのちから

画家 ゆめの
【まるで向日葵のように】



【企画】画家 ゆめの×「再生」【ゆめのちから】
こちらの、企画にこの度参加をさせていただきます。
以下、投稿文となります。


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夏を知らせるひまわり。



ひまわりって
あんまり興味ないんだよね。
ってあなたは言う。




でもね、しっかりと
開花時期、場所、行き方、開園時間のメモを握りしめてくれてたのを知ってるよ。




わたしがさ、ドジでおバカでおてんば娘だから


ひまわり畑で大はしゃぎ、
年甲斐もなく
靴も、服も、汚すことまで想定内。



いつもの車じゃない
畑道が走りやすい
レンタカーまで手配してくれた。



全日本配慮選手権があれば
金賞間違いなし。




わたし。
あのとき、どうして
真っ直ぐに感謝を伝えられなかったのだろう。





「してくれて当たり前」
そんなお姫様と勘違いしていたんだろう。





あの夏見たひまわりは
堂々と誇らしげに、
一本一本が、
強く太く背筋をピンっと張り



「私を、見て。」





と言わんばかりに咲き誇っていたね。




ひまわりに夢中なわたし。
ひまわり畑を駆けるわたしを
苦笑しながら見守るあなた。





どうしてあの時間を
永遠にできなかったのだろう。






ひまわりは今年もきっと
清々しいほどに素敵に咲き誇り
きっと来年も太陽に向かって輝き、
開花するのだろう。





あなたともう二度と見にはいけないひまわり畑。


ひまわりのような素直さが
わたしにあればよかったのに。




ただただ、毎年、
夏の訪れとともに咲き誇るひまわりに
あなたの面影を重ね、幸せを祈ります。



今ごろもう、
遅すぎるんだけど、





本当にありがとう。



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企画に参加させていただきありがとうございます。
よろしくお願いします。




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全部で三つ参加させてもらっています!!


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