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【小学生対象SDGs講座】日本や世界の社会問題に触れて、自分ならどうする?を考えてみよう!

みなさんこんにちは、COLOR Againの発起人の伊藤です。 今年4月1日より活動を始めたCOLOR Againですが、今回は2022年1月より開始する共創企画についてのご紹介です。

プロジェクトを立ち上げてからまもない頃にプロジェクトのビジョンに共感していただき、一番初めに参画決意してくださった学習ラウンジTUMUGUさん。

TUMUGU公式サイトより

TUMUGUさんは小学生向けのオンライン教育プラットフォームを展開しており、今回は一緒に小学生向けのSDGsに関するイベントを企画しました。

ご興味ある方はイベントページをご確認ください。


そもそもCOLOR Againとは

これは私自身が昨年のコロナ禍で、コスメを捨てる時に感じた罪悪感と疑問をキッカケに生まれましたプロジェクトです。詳細については、また後日公開するnoteにてお話しようと思います。

COLOR Againは、元々捨てられてしまうコスメのアップサイクルによって “色を取り戻す” だけでなく、社会に存在する画一性を求める同調圧力や既成概念、また私たち自身の固定観念から解放し、私たちが本来持っている色を取り戻すことで、自己表現の多様性や人の可能性を信じることができる世界の実現を目指して活動しています。

先月11/7(日)に行われたSHEbeautyさんとのイベント

今回のTUMUGUさんとの企画も、先月行ったSHEbeautyさんとのイベントにも、全て一貫してこの想いを大切に企画を考えました。

▼COLOR Again × SHEbeautyイベントレポート
私らしさを、ことばでなんか、語られてたまるもんか。
https://note.com/ryokachii/n/n6409c6dec47f

COLOR Againは始まったばかりですが、多くの方から 共感をいただいておりとても嬉しいです。ぜひ一緒に活動してくださる企業や仲間を募集しています。少しでも興味ある方は、こちらよりご応募ください。

COLOR Again発起人:左より伊藤真愛美、 田中寿典

前置きが長くなりましたが、今回のイベントについて少しだけ話したいと思います。


イベントの背景

日本の義務教育では、答えのあるものと向き合う時間が多いでしょう。しかし、社会に出れば答えがないものと向き合う時間が多くなる中で、大切なのは問いに対して自分はどのように考えるのか?と、問いに向き合いまた時には自ら問いを立てていくなど、自分の心に耳をすまし考え抜くことかもしれません。

そして近年は、教育のデジタル化が進み、今まで不便だった部分やモチベーションがなかなか上がらなかった教育環境に、少しずつ希望の兆しが見えますます広がっていくと思います。

しかし、今、世界には気候変動、生物多様性の喪失、資源の枯渇、貧困の拡大など人類の開発活動に起因する様々な問題があります。SDGsについて義務教育に組み込まれるなど、持続可能な開発のための教育(ESD)が日本国内の文部科学省からだけでなく、世界においても広く推奨されていますが、教育現場では様々な課題があり本格的なESDを軸とした本質的な学びに繋げられていないのが現状です。

文部科学省 持続可能な開発のための教育(ESD:Education for Sustainable Development)より

ESDとは?
現代社会の問題を自らの問題として主体的に捉え、人類が将来の世代にわたり恵み豊かな生活を確保できるよう、身近なところから取り組む(think globally, act locally)ことで、問題の解決につながる新たな価値観や行動等の変容をもたらし、持続可能な社会を実現していくことを目指して行う学習・教育活動です。つまり、ESDは持続可能な社会の創り手を育む教育です。

https://www.mext.go.jp/unesco/004/1339970.htm

私たちは、答えのあるものに向き合い続ける日本の教育のあり方では、足りないと考え、義務教育(答えは一つ)と社会で求められること(答えのないものを自分で考え提案する)のギャップを、少しでも埋めたいと考えています。

COLOR Againは、元々捨てられてしまうコスメのアップサイクルによって “色を取り戻す” だけでなく、社会に存在する画一性を求める同調圧力や既成概念、また私たち自身の固定観念から解放し、私たちが本来持っている色を取り戻すことで、自己表現の多様性や人の可能性を信じることができる世界の実現を目指して活動しています。

先月11/7(日)に行われたSHEbeautyさんとのイベント

この世界の実現のためには、美容業界との共創だけでなく、教育業界とも共創していくことがとても重要です。そんな日本の教育に対しても力になりたいと思い、素敵な取り組みをされているTUMUGUさんと一緒に共創企画を立ち上げました。

現状のギャップを少しでも変えていくためには、小学生の段階でまずは自分で考えてみることを促すことや、人によって考え方が異なりその思想こそに、自分らしさが現れることの喜びを実感できるような学びを提供することが大切です。

そしてこのような場を通して、「多くの面で生活と勉強が直結していること」を実際に感じた子供たち一人ひとりが、新たなアイデアを生み出し、社会課題解決のヒントや一手となるような世界を我々は目指していきたいと考えます。

ジブンゴトSDGsって何?

ジブンゴトSDGsは、COLOR Againから生まれた共創企画です。今回9名の企業、団体のみなさまに共感していただき、講師として招き子供たちにSDGsについてお話していただくことになりました。主に、世界で起きている問題を知り、課題解決をするために取り組まれていることやそこからのヒントを学びます。

子供たちには、知識を届けて終わりではなく、自分が行動する/当事者意識を持てる(地球のためにではなく、自分のために)状態を目指し、最終的には自分が心から解決したいと思える社会課題を見つけ、そのための解決アイデアをポスターで表現し、社会へ発信できるようになってもらいたいと考えています。
※全ての講座に参加いただくと、SDGsの主要な項目の学びが深められる内容になっています。

▼イベント概要

イベント名:ジブンゴトSDGs
時期:1月8日(土)〜8月6日(土)
時間:毎週土曜日19:00〜21:30
内容:SDGsを軸に、様々な問いに一人ひとりが向き合うような学びの場
会場:オンライン(ZOOM)
参加費:参加回数によって変動
※全ての参加チケットに、最終回のポスター作成と発表の参加券がついています。
講師:様々な分野で活躍されている方々が講師となります。

<講師/講座一覧>
・TUMUGU 小林 幸平 様/株式会社エフアイシーシー 森啓子 様(身の回りの“困った”から世界の“困った”へ※SDGs概説)
・渋谷区議会員 神薗まちこ 様(持続可能な町のルール作り)
・特定非営利活動法人 ウォーターエイド 田川みこ 様(SDGsゴール6から考える持続可能な社会)
・株式会社ボーダレスジャパン ハチドリ電気 小野悠希 様(自然エネルギーで地球温暖化を防ごう)
・株式会社ユーグレナ 北見裕介 様(ユーグレナで食糧問題を解決しよう)
・株式会社モーンガータ 田中寿典 様(化粧品の成り立ちと面白い活用術)
・株式会社エフアイシーシー 冨田一樹 様(想いやアイデアの伝え方)

目指す世界を実現するために

株式会社ハップコミュニケーションズ(TUMUGU) 小林 幸平
昨今、既存の社会システムの維持のために個々人の色を塗り潰すような教育は、見直されてきています。COLOR Againの“固定観念から脱却し、色を取り戻す”という理念は、まさに新しい教育の形そのものと言えるでしょう。

そして、こうした理念は、TUMUGUの“新しい価値を生み出すために学ぶ”ということを理念と強く共鳴します。知り、考え、生み出し、自分の色を取り戻して、色鮮やかな社会を創る。そんな子ども達をCOLOR Againと共に育てていきたいと思います。

株式会社モーンガータ 田中寿典
捨てられてしまうコスメは皆さんが想定しているよりはるかに多く存在しています。弊社は、そのようなコスメをコスメではなく、「違う方法で活かす楽しみ」をSminkArt事業を通して提供しています。今回の企画において、子どもたちが自分なりに考え、自分視点の価値観を育むことが大切だと思っており、弊社としては、そのきっかけ作りができればと考えています。

なぜなら、既存の枠組みにとらわれず、新しい価値を見出し、創出することを大切にしており、このような考え方や価値観は人の内面的要素においても重要であると思っているからです。COLOR Againの発起人の一人として、社会の画一性に押しつぶされず、自分なりの色を纏い、羽ばたいてくれるような将来の人材がこの企画から現れることを願っています。

株式会社エフアイシーシー 伊藤真愛美
日本や世界の社会問題に真剣に目を向けたとき、問題の要因は1つではなく複雑に絡み合っていることに気づくことができるはずです。私がCOLOR Againを立ち上げるきっかけになった時も、コスメの廃棄についてなんで?どうして?と純粋な気持ちで向き、事実を知れば知るほど何か1つで解決できないことに気づけました。今回SDGsについて理解を深めるべく様々な領域の先生方をお招きし、様々な視点からその分野のことについて知ることができる企画となっています。

日本の一般的な教育は正解を教わることで考える…という学び方ですが、今回はあえて正解を言わないことで、なんで?という疑問から講師の方に質問したり時には自ら調べ、理解を深めた上でアイデアを考えてみるという内容になってます。子供たちの純粋な気持ちから素敵なアイデアが生まれ、何かのきっかけになったら嬉しいです。


本プロジェクトにご興味のある方は以下問合せ窓口よりご連絡ください。



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