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【DAOを立ち上げてみた】#1はじめに

背景

株式会社コラボルトというプロデュース会社を経営している宮田です。
日清食品、ギャガコミュニケーションズ、ホリプロを経て独立し、
2013年コラボルトを始めました。
今年で10周年です。

株式会社コラボルト

そんな僕が次の事業を構想し始めたときに、
考えていたことの解決にDAOが有効では?と思ったことから、
DAOについていろいろと調べたり、動き始めました。
が、2023年1月現在、DAOの成功事例が日本ではないのが実情。
ビジネスの潮流は感じながらも、お手本となる事例がなかなか少ないため、情報集めに苦労したり、活動の指針となるものがなかったり、という企業や担当者が多いのだろうと推察されます。

そこで、動き始めた僕がその記録を残すことで、
これから動こうとする人が知らなかった情報を得たり、何かしらのヒントになったりすることがあるかもしれない。

DAOを立ち上げられるのか?またそれがうまくいくのかどうか
自分でも分かりませんが、
やろうとしていること
それをどう遂行しているのか
それらを記録していこうと思います。

特に気になっているのが、
コミュニティの力で社会課題にフォーカスするDAO”を成功させられるか?
ということ。
社会課題にフォーカスし、かつ経済を回していく、ということです。
対価を得ることが出来なければ長続きしない。
ボランティアやプロボノと変わりません。
今回やろうとしているのは、
あくまでも経済的に成功した、社会課題にフォーカスするDAOなのです。

2022年9月〜2023年1月 経緯を簡単に

2022年9月-
コラボルトの次の事業としてDAOが念頭にあった

2022年11月-
①思っていたことの解決にDAOが有効では?と思い始めた
②DAOについてリサーチ開始
③WeWorkネットワークで聞いて回ると興味ある人が多いことが分かる
④勉強会2回実施
⑤実証実験としてコミュニティ(地方自治体サロン)開始
⑥融資を募る ←現在
⑦仲間集め ←現在

①思っていたことの解決にDAOが有効では?と思い始めた


ざっくり言うと地方創生ということなのですが、
それだけで長くなるので、ここは改めて別の記事にします。

②DAOについてリサーチ開始


これも参考記事などのリンク集にするだけでも役立ちそうなので、
別記事化します。

③WeWorkネットワークで聞いて回ると興味ある人が多いことが分かる


僕たちのオフィスはWeWorkオーシャンゲートみなとみらいにあります。
ここでの出会いやネットワークが仕事に繋がっていることも多く、
2020年には志を同じくする仲間と一般社団法人つむぐ、つづる。を立ち上げました。

一般社団法人つむぐ、つづる。

そもそもこの「つむつづ」も、持続可能なソーシャルビジネスのプラットフォームにしたい、という想いでつくったものです。
詳細はこちらを御覧ください。

今回のDAO構想も、WeWork内で周りに聞いて回り始めると、興味がある人が多く、
「自分も始めようと思っていた」「ぜひ参画したい」「紹介したい人がいる」の声がどんどん集まっています。

④勉強会2回実施

興味があるという人達にも声を掛け、勉強会をこれまでに2回開催しました。
これも詳しくは別記事で書いていきます。

⑤実証実験としてコミュニティ(地方自治体サロン)開始

DAO創設を念頭に置いてはいるものの、
まずは同じ志、同じ課題感をもった者たちが課題解決に取組むことの出来るコミュニティをつくり、それをうまく運用していくことが出来るか、
実証実験を開始しました。

それが地方自治体向けのコミュニティサロン「ROOTS」(ルーツ)です。
これに関しては上記のつむつづ(一般社団法人つむぐ、つづる。)が開設元となっています。

ROOTSは、課題を解決したい自治体担当者とその地元出身者を中心に、
自治体や地方の現状課題を共有し、みんなで話し合いながら考え、共創して解決を目指すコミュニティ型のサロンです。
自身が生まれ育った土地、今の自分が作られた場所、それがあなたのROOTS(ルーツ)です。
ルーツ(地元)のために・・・ 「何かをしたい」 「なんとかしたい」 「還元したい」
そんな想い入れのあるルーツ(地元)の課題をつむぎ、みんなで一緒になって解決のストーリーをつづるためのプラットフォームを用意しました。
サロンで目指しているのは、帰省した時のようなホッとする、どこか懐かしい、気軽に話せる地元の空気感。
地方自治体サロン「ROOTS」(ルーツ)、始まります。

つむつづのプレスリリースより

地方自治体サロン「ROOTS」開設の背景:
各々が生まれた場所、育った地域は、それぞれに課題を抱えています。
課題解決には、地域のリソースで解決するのがベストですが、
人口流出、少子高齢化、生産人口減少が進む昨今、解決できる人材やコミュニティー、事業者、後継者が不足しています。
そこで、地方自治体は、地域外に解決のリソースを求めると同時に、関係人口創出、企業誘致、スタートアップ支援、移住定住、ワーケーションなどの様々な施策を展開しています。
私たちは、地元から離れた場所で働いてはいるものの、地元に熱い想いをもった方々であれば、 地域のリソースとして課題解決の一翼を担えるのではないかと考え、また、自治体担当者と一緒に、みんなで進めていくサロン型にすることで、ミスマッチを防ぎ、透明性の高いコミュニティの形成を目指しています。

つむつづのプレスリリースより

つむぐ、つづる。が考える「ROOTS」の必要性:
私たち、つむぐ、つづる。は、全国にある様々な課題をつむぎ、解決のストーリーをつづる中で、もっと沢山の人に課題を知っていただき、一人ひとりが関われる範囲で自分ごととして課題の解決に取り組むことで、様々な課題を解決できるのではないかという想いで、本プラットフォームを立ち上げました。

つむつづのプレスリリースより

⑥融資を募る ←現在

事業計画書(銀行用の企画書)を作成
興味を持ってくれそうな銀行をリストアップ

ここも情報がまとまってきたら、別記事化していきます。

⑦仲間集め ←現在

ここも現在進行系なので改めて記事化することになると思いますが、
すでに
・プログラマー(Web3、ブロックチェーンに詳しい人)
・データサイエンティスト
・営業的な役目
・コンテンツづくりに寄与してくれる人
・事業計画をつくる人(事業立ち上げ、M&Aをやってた人)
などが集まってきています。

個々の経験や得意分野を生かして、役割分担で運営されていくのがDAOのイメージなので、
バラエティに富んだおもしろいメンバーが集いつつあり、うまくいきそうな予感がしています。

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