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グッドデザイン賞審査委員によるデザイン講演会を聞いてみた。

2023年1月15日(日)オンラインにて

株式会社 ワークビジョンズ 西村 浩 さん
ワイワイコンテナ
お母さんたちが働く場所
子どもたちが学校終わって帰ってこれる場所を作りたくて
2018年 momsベーグルをスタート お母さんたちが運営する
土木の世界から建築家へ。ベーグル屋の事業主。
ベーグル屋さんをやりたいわけではない
夜の飲み屋街になっていておっさんしかいない街に
子どもとお母さんがいる街を作りたい

西村さんがこんな感じのことを言ってた。
※私なりの解釈です。違ったらごめんなさい。

建築をやっていると建物を建ててテープカットするまでが
ゴールっていう考えの方が多い。スタイリッシュでカッコよくて。
でもそうじゃなくて、そこからその建物がどう使われて、
どんな人たちが集い、そこで起こることが
本当の意味での建築なんじゃないかって。
だから、建てて完成!!パチパチパチって仕事をすると
ただよそよそしい建築が生まれてしまう。
それっておかしいと思い始めたと。

そして、価値観が変わっていくという話。
高度成長期1940年代から60年代
火がボーっと出ている工業地帯
バンバンビルをつくっている向こうに富士山が見える風景
様々な学校の校歌の歌詞の中にもそんな情景が当たり前に綴られている。

これが日本国の経済大国と世界に訴え出る時の一番の価値だったと。

でも、今は違う。
全部、校歌も変わっている
それぐらい価値観が変わる
大事なことは価値観は変わるということ。
そして、そのスピードはさらに速くなる。

だからこそ、昔はこうだったからという意見に従っていくのではなく
自分たちの感性とか感覚を大事にした方がいい!!
これだけ社会が変わる中で、新しいデザインがとても必要な時代で
生まれて当然の時代、そこにデザインの可能性がある。
勇気をもってチャレンジをして欲しい。当事者になれ!!と。

私たちが日々、生活の中に感覚的に感じている
今までのやり方、こうあるべきというあり方への違和感。
それは、間違ってない。そして、それでいい。
そう思わせてもらえたことが一番うれしかった。

タマリーは、カフェでランチを提供しているけど
美味しいランチを出すことだけを目的としていない。
私たちは、料理がめちゃくちゃ好きで
料理人になりたかったわけでも
飲食店を構えたかったわけでもない。
その立て付けは、ツールであり、きっかけに過ぎない。
私たちは、その先にある可能性や希望、未知なる未来を見ている。

デザインとはモノのデザインとかもそうだけど
例えば、タマリーの運営や仕組みを考えるとか
タマリーがカフェという設えをしているのも
そこに私たちが居るのもデザインだと思う。
デザインってアート的なことではなく
ごく身近に転がっているもの
すべてがデザインなんだ。

今から、私たちがやっていくこと。
タマリーをきっかけ(ビーコン=社会実験)にして、この中で生み出された
人との繋がり、場の価値、その情報を外に伝えていく
伝えることにより、今まで以上にきっと人が集まる。
タマリーの価値が上がる。
今まで内輪だけで行われているように見えていたことが
外に派生していく、人が外に出る、笑い声が聞こえる
人の気配を感じられる
結果、地域の価値を上げる。幸せな人が増える。
なんてことにまでなる。
妄想だけど。

より、やるべきことが明確になった。
まだまだ、他の方のお話も
面白くていろいろ書きたいけどひとまず。
貴重な学びをありがとうございました!!


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