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障がい者と子育て

本日は、ひょんなことから佐賀県基山町にある障がい福祉サービス事業所PICFA(ピクファ)におじゃましてきました。

外観から一般的な病院にしか見えませんが、中に入ると診察室・手術室・レントゲン室などがアトリエに変貌し、障がい福祉サービス事業所(就労継続支援B型)と奥には高齢者のトレーニングルーム・託児所まで廊下1本でいろんな施設が繋がっています。あちらこちらに、メンバーさんの作品が飾られ、それがまたそれぞれ個性的でめちゃくちゃ素敵なんです!!

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施設長の原田さんは、PICFAのこと、福祉のこと、メンバーさんのこと一つ一つ丁寧に説明してくださいました。

アートを使って社会と福祉との関りを露出していくこと。
そうすることで、メンバーさんにとってはさまざまな人と友情や関係性を育み、施設の中や家庭の中にとどまらない「社会的な存在」になっていくこと。そして、社会にとっても、どうすればいいかわからない…がこうしてみたらどうだろう?と関わるきっかけ、知ろうとするきっかけに変わっていくと。

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また、メンバーさんが仕事として、しっかりお金を稼ぐために動いている。とも言ってありました。
障がい者だから、支援や寄付。ではなく、仕事が欲しいときちんと伝える。きちんと収入を得られる仕組みをつくることで、親御さんが安心して過ごせるよう、そして、メンバーさんも自立できるよう努めていると。
原田さんは、面白おかしく、さらりと今に至るまでのことを伝えて下さってましたが、今の状態になるまできっと、相当大変だっただろうと思います。そして、最終ゴールの「法律を変える」ということへの強い意志があるからこそ、ここまでやってこれているんだと思います。

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ここにはミニマムな社会構造がある。
緑の多いジャングルのような空間には、人が集まり、まちの問題も集まる。
福祉を押し付けるでもなく、車いすが通れない、狭い通路も普通にある。
出来ないことはだれかが手を差し伸べればいい。
そして、失敗して覚えればいい。失敗できる場をどれだけ作るか。経験させるか。に意味がある。そして、PICFAを地域の資産にする。と。

そう、障がい者と、健常者とかそういうことじゃなくて、人と人として、もっと関心を持ち、関わり合うことで幸せになることって多いんじゃないだろうか…

子育ても同じ。
迷惑をかけてしまう。人の手を煩わせてしまう。
ある種、ハンディキャップを持った方と同じ現象が起きている。

私たちが障がい者の方との関りがないと、どう関わっていいかわからなかったりするように、子育て中の方との関りがなければ、もしかするとどう関わっていいのかわからないっていう方も多いのかもしれない。
子育て中の私たちもまた、社会と関わるきっかけを持っていく必要があるし、知ってもらう必要があるように思う。
人と人して頼り合える関係性が普通になるように。

「福祉とは…」もう少し、いろんな方向から知っていきたい。


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