ちなみ

ライター、6歳双子の母。楽しいことばかりじゃない毎日だからこそ、小さな幸せを大切にして…

ちなみ

ライター、6歳双子の母。楽しいことばかりじゃない毎日だからこそ、小さな幸せを大切にして生きています。連続更新480日超。|育児日記|思い出話|読書記録|ひとり井戸端会議|モノとわたし|自省のひと言| ご連絡は「クリエイターへのお問い合わせ」、またはXのDMにお願いいたします。

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    メンバー同士、もう少し交流というか「あ、どーも」があっていいのかなと。記事を書いたら(よければ)放り込んでください。ぜひ、あなたも読んでください。基本はその日の記事を、あと「これ読んで!」って過去記事も数本なら。みんなでいいマガジンにしましょ~🙌

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    文字どおり「買ってよかったもの」について綴るシリーズです。

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    読書記録や、本をめぐるエッセイをまとめています。

  • 反響が大きかったもの

    これまでの記事のなかから、反響が大きかったものを集めました。 スキが多かったもの、コメントをたくさんいただいたもの、ビュー数が多かったものを中心に選んでいます。

最近の記事

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登山リュックにさよなら

子どもの成長は早い。私が老いるのも、たぶん同じように早い。だからこそ、子育てを楽しみたいと思った話。 娘たちを連れて、水族館に行った。大阪で水族館といえば「海遊館」。南港の再開発地域にオープンしてから30年あまり。世界最大級の規模を誇る水族館だ。 入館するとまずエスカレーターで8階へ。そこから巨大水槽に囲まれた通路を歩いて下りる仕組みになっている。海のなかをゆったりと散歩しているような気分になれる、癒しの空間である。 特に、ジンベエザメのいるエリアが大人気だ。ちょうど餌

    • 汝、のっかってみよ

      ここのところ、髪の調子がいい。根元には縮毛矯正、毛先にはデジタルパーマがかかっているわたしの髪は、よくパサつく。外出前のヘアオイル塗布が欠かせない。 それが最近まとまりやすくなり、助かっている。 このあいだ美容院でトリートメントしてもらったからだけではなく、新しく使い始めたヘアミルクのおかげでもあると思っている。素人判断ながら、そのヘアミルクを使うようになって、髪のまとまり具合が変わった。 でーん、オルビスの『エッセンスインヘアミルク』である。 いっとき、SNSで評判

      • 優しさでできたタクシーの思い出

        Facebookの通知が、昔の出来事を知らせてくれた。iPhoneの画面には、わたしが7年前の今頃に投稿した内容が表示されている。わ、懐かしい。 * 「今日は朝から美人さんばっかり乗ってくるからびっくりしとったんやけど、お姉さんが真打ちやなぁ!」 わたしが後部座席に乗りこむなり、タクシーの運転手さんはにこやかにそう言った。 「ザ・調子のいい大阪のおっちゃん」である。50代くらいの男性。女性のお客さんに対する「つかみ」のフレーズなのかしら。 当時のわたしは、妊娠7か月

        • その20年がプロをつくるなら

          ゴールデンウィーク中、久しぶりに旧友と電話をした。大学時代からの友人の彼女は外国人だけれど、日本で暮らして20年。4年ほど会っておらず、声を聞くのは約1年ぶりだ。 彼女はわたしの夫を写した最近の写真を見て(非公開Instagramに家族写真を載せていた)、こう言った。 「ちなみさんの旦那さん、貫禄でてきたねぇ!」 お腹にぽにぽにと脂肪を蓄え始めた夫を「貫禄がある」と彼女が日本的に表現したことに、わたしは驚いた。 彼女は大学時代、教授に向かって「ダメじゃん」と突如タメ口

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        登山リュックにさよなら

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        記事

          どぼん、ゆるゆる、ゴールデンウィーク。

          ゴールデンウィーク後半。妹家族が遊びに来た。我が家の双子の娘たちと、妹の息子は同い年なので、いつも三人で仲良く遊んでくれる。わたしもかわいいかわいい甥っ子に会えてルンルンなひとときを過ごせた。 子どもたちが遊んでいるあいだは、妹とわたしでおしゃべりに花を咲かせるのがいつものこと。買いこんだハーブティーをここぞとばかりにいろいろ開け、新しいフレーバーを楽しみながら、話題をあっちこっちへ飛ばす。 「ちなみちゃんはさ、ちゃんとしてなくても、一見ちゃんとしてるように見えるのがいい

          どぼん、ゆるゆる、ゴールデンウィーク。

          メタリックな子をゲットだぜ

          双子の娘たち(6歳)を連れて、街中へ出かけた。電車に乗って。 ICOCA(JR西日本の交通系ICカード)で改札を通り抜けるのにハマっている彼女たちは大喜びだ。自分たち専用の「こどもICOCA」を持つようになって以来、バスや電車に乗りたくてたまらないのだ。 昨日の目当ては某デパート。日差しが強く、気温は高くなってきた最近、娘たちの半袖衣類が足りない。すくすく育ってくれるのは嬉しいけれど、半期に一度、洋服を買い揃えなくてはならないのはいつまで続くのか。双子なのでお下がりを着せ

          メタリックな子をゲットだぜ

          わたしの大切な相棒だから

          「あなたがこんなにも大切だったなんて」 そう叫びたくなっている。その大切さに気づいていなかったわたしは、なんて愚かだったのだろうと歯噛みする。 CDラジカセの話である。 今の家に入居してからずっと、キッチンの背面カウンターにCDラジカセを置いていた。 料理中、音声配信もよく聴くけれど、手持ちのCDも聴きたい。 どうせならラジオが聴けるものが欲しい。しかも薄型であれば場所も取らない。じゃあこのモデルね! と選んだこのCDラジカセの調子が最近どうもよくない。ディスクを認

          わたしの大切な相棒だから

          最近読んだ本たち(2024年4月分)

          4月は出会いの月とよく言われるけれど、ほんとうにそうで。いろいろな方面で新しいつながりができてよかったなー、としみじみしている。 月の前半は娘たちが春休み、または午前中授業ということで、限られた時間内で仕事に追われた。それでも、ちょっとは本を読む時間を確保できた。よし! 残るは「エクササイズをしたあと眠くなってしまう問題」だ。「筋トレしてから本読もうっと」などと思っていると、睡魔に襲われて読めない。どうにかして。 『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー2』 ブレイ

          最近読んだ本たち(2024年4月分)

          このところ雨が多かったせいなのか、ダイアンサス(なでしこ)の伸びがおそろしいことに。 なんだこの勢い……! 赤いなでしこの花言葉は「純粋で燃えるような愛」だそうですが、だいぶ日陰で咲いちゃっててどうなの、と思っています。 あ、しょーもないこと考えてないで、働こ。

          このところ雨が多かったせいなのか、ダイアンサス(なでしこ)の伸びがおそろしいことに。 なんだこの勢い……! 赤いなでしこの花言葉は「純粋で燃えるような愛」だそうですが、だいぶ日陰で咲いちゃっててどうなの、と思っています。 あ、しょーもないこと考えてないで、働こ。

          筋力アップチャレンジ途中経過①

          1. 産後、体脂肪率17~18%を維持してきたのに 筋肉にとんでもない憧れを抱いている。筋肉質で俊敏な動きの持ち主を見たとき、わたしはとてもとても、感動する。この傾向は昔からで、折れそうなほど細い体になりたいと思ったことは一度もない。 双子の娘たちを産むまではホットヨガとピラティスを5年続けていた。自己流の筋トレもやっていたから、そこそこ筋肉はついていたと思う。 しかし、出産後、「産後バタバタしててえー」とか言っているあいだに、みるみる筋肉量が減っていった。産後ダイエッ

          筋力アップチャレンジ途中経過①

          さらば、双子のなる樹

          夫の腕と腰が、限界を迎えつつある。抱っこした長女を下ろす腕が震えている気がする。 我が家の双子姉妹(6歳)は、どちらかというと体格のよいほうだ。「双子ちゃんなのに大きいね」とよく声をかけられる。双子の場合、出生時の体重が少ないことも多いからだろうか。 2500グラムくらいで生まれたうちの娘たちは、現在ほぼ10倍に成長している。小学校に入学したての1年生としては大きめである。 わたしは「あーんなにちいちゃかったのに、大きくなったねえ」と感慨にひたるばかりだけれど、物理的に

          さらば、双子のなる樹

          【ライブレポ】かぐわしい音、夢の夜。HAUSERソロ初来日公演

          4月24日(水)。 チェリスト、HAUSER(ハウザー)さんの公演【HAUSER REBEL WITH A CELLO JAPAN TOUR 2024】(大阪)に行ってきた。 HAUSERさんは高等音楽教育を受けた正統派チェリストでありながら、クラシック領域を飛び出し、ロックやポップスも弾きこなすエンターテイナー。 チェロ界におけるクロスオーバープレイの旗手と言っていい。 チェロデュオ「2CELLOS」で注目を集めたが、解散。今回はソロとして初の日本公演だ。 * 1

          【ライブレポ】かぐわしい音、夢の夜。HAUSERソロ初来日公演

          ずっとそうだったけど、今は。

          実家の母が突然やってきた金曜日の午後。その手は、薄茶色に変色しかかった紙束を握っている。 「ちょっと! ちなみちゃんの昔の模試の結果がどっさり出てきたのよ! これどうする?」 ちょっと! と言いたいのはこちらのほうである。20年以上前の模擬試験など、今さらどうでもいいことこのうえない。なぜそれがまだ実家にあるのだ。結婚するときにたいていのものは捨てたはずなのに。 King Gnuの『白日』じゃないけれど、過去は首の皮一枚で繋がったまま、ずっとついてくるものらしい。 わ

          ずっとそうだったけど、今は。

          こわがる君への処方箋

          「ヒュドラって、今もおるん?」 このあいだの夜、次女が唐突に言った。 ヒュドラ。ギリシャ神話に出てくる怪物のことだ。9つの首と不死身の生命力を持つというから恐ろしい(首の数については諸説あり)。 先月、旅行先で立ち寄ったプラネタリウムには、星座のなりたちを解説するコンテンツがあった。その中で、ヘラクレスがヒュドラを退治する場面も語られていた。 なぜか次女は、ヒュドラ退治の場面を思い出して怖くなったらしい。ヒュドラの絵を見たわけではないけれど、首がわんさかある怪物と聞い

          こわがる君への処方箋

          久しぶり、のような気がする晴れの日。 芍薬がきれいに咲きました。 もっともっと蕾がついているので、これからが楽しみです。 ああ……雑草抜かなきゃなあ……。

          久しぶり、のような気がする晴れの日。 芍薬がきれいに咲きました。 もっともっと蕾がついているので、これからが楽しみです。 ああ……雑草抜かなきゃなあ……。

          めかしこみデーの憂鬱

          まずは、肩に柔らかなギャザーが寄せられたブラウスを選んだ。ふんわり広がるフレアスカートを穿き、7センチヒールのパンプスに爪先を入れる。バッグは手になじみはじめたキャメル色のカーフレザー。指にはいつもより上品な(と自分では思っている)リングをいくつか重ねて。ピアスはここぞの1.0カラットのパヴェダイヤ。 念入りにおしゃれをして出かける用事があった。たまさかの「めかしこみデー」である。 ふだんはわりとカジュアルな装いをしている。ファッション雑誌ふうに言うなら、きれいめカジュア

          めかしこみデーの憂鬱