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吹く風。

今日の一文字。

風が花を散らす。

夜、車を運転していました。
小さな何かが
走っている道の
目の前を横断しました。
よく見ると
風に吹かれた桜の花びらでした。

まるで
妖精が戯れているように
見えました。

桜の花の妖精?かも?

「吹」
古い字体より

欠は『气を出す』という
意味で使われていて、
元々口を開いて息を吹く様を
象形文字に作っている。

そこに祝祷の際の器を添えて、
その器に対する何らかの呪儀を示す
文字になった。
また、大気の動きを例えてもいる。
(白川静著 字源 参照)

漢字は
古代の呪い(まじない)や
儀式などの様子から
成り立つ場合が多い。
口(さい)が付いていると
だいたいそれは呪いの時に
誓いや願いを容れる器を
表しているから
ほぼほぼ呪儀の様子に繋がる。

古代の文字は
その成り立ちからも
興味深い。

『感じる書』アーティスト 石川呼穹

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