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暦が変わる時。

暦が変わる。

西洋占星術なら
太陽が牡羊座に入る日。
マヤ暦は7月だったかしら?

元旦は
年号が変わる最もリアルな
その時で

その次にやってくるのが
節分。

そんな先週末は
自身2ヶ月半ぶりに
広島は宮島を訪ねていた。

上陸は今回7度目。

神の島だから
その度に厳島神社には
必ずご挨拶に伺うのだけれども
その末社が島内にいくつかあって
本州側(フェリーが着く桟橋側)が
表側だとしたら
その反対側の裏側へ行くには
船でしか手段はない。

末社はその裏側の
海岸沿いに点在していて
船での七浦巡りにて
厳島神社そばの砂浜から
先ずは大鳥居の際を通り
参拝の船旅に出た。

渡るフェリーの航路より
断然近く
大鳥居の貫禄を十分に味わい
本殿を鳥居越しに手を合わせて
七浦巡りは始まった。

寒さが厳しいこの頃だが
2月3日からの3日間の滞在の内
初日のこの日だけが
春が近づいているような
ポカポカ暖かい日中だったので
船の座席は室内であったうえに
思いの外快適だった。

メンバーの一人の娘ちゃん
“赤サマ”も参加!
愛くるしさ全開で和む和む!

《鼓ヶ浦神社》ご祭神 塩土翁

上陸して参拝できるお宮もあれば
こうして船からでなくては
参拝することができない神社もある。

船室から出て船の先端から
手を合わせる。

《鷹巣浦神社》ご祭神 底筒男命

《腰少浦神社》ご祭神 中津少童命

キスチョコみたいな島。


《青海苔浦神社》ご祭神 中筒男命
こちらは上陸。

お社の後ろには緑のトンネル。


《養父崎神社》ご祭神 霊鴉神
神を導く八咫烏か?

時計回りに船は進んだ。

牡蠣の子供を育てる筏。
ベッドは帆立の貝殻だとか。

《須屋浦神社》ご祭神 上筒男命
ここも上陸しての参拝。

この社の裏側にも
足を踏み入れてみたら
垣根の下の部分に明らかに誰かが
置いたであろう
顔のような石があった。
悟っているような
祈っているような穏やかなお顔だった。

《御床神社》ご祭神 三女神(本殿と同)

嚴島大神が仮遷座されたところ。

なので御床。
岩盤の亀裂が、現在の神紋の
三亀甲剣花菱の起こりと
伝えられている。らしい。

こうして約3時間
七里の七浦巡りを終えた。
(途中神社の画像は一部抜けている所もあり)

お天気もよくて
心配していた寒さもなく
もうご神氣いっぱいの心地よい
七浦巡りを終えて

宿のゲストハウスに戻って
主催者がそれから手作りしてくれた
豚汁と共に
用意されていた恵方巻きを
みんなで無口にまるかぶり。

がぶりっ!
モグモグモグモグ(無言)
黙って恵方の南南西を向いてね。

その後夜に星祭!
神社の次はお寺での
節分会でお加持祈祷を受けた。

戊戌の歳。

戊(つちのえ)は干支の
“干”の十のうちの5番目。

草冠を付けて
茂という文字となる。
繁栄を示す
陽の『土』の属性だ。

戌歳の戌からは
後に滅という文字としても
表されるようになった。
こちらは陰の『土』の属性で

干支が陰陽同じ属性の組み合わせ
という歳ということだ。

陰極めれば陽に
陽極めれば陰に転ずるとは
正にこの歳を示す
土の陰陽。
そんな内容からのお話を
加持祈祷後
大願寺のご住職からいただいた。

海の神様たちを巡り
無病息災を恵方巻きで願い
仏様にもお守りいただいて
暦が変わる時を
宮島で有り難く迎えたのだった。

あぁ、濃い1日だった。

ならわしに基づくというか
暦が変わる時を
こんなに感じながら過ごすことも

わたし的には
近年珍しく

この日の最後に思ったことが
護摩木に書く
または戴いたお札の年齢が
数え歳で実年齢より2個も上なことに
軽く衝撃を受けた(苦笑)

「感じる書」アーティスト 石川呼穹

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