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花茶をつくる。| 木蓮の花茶

「菜虫化蝶 (なむしちょうとなる)」

3/15~3/19頃
七十二候が啓蟄の末候に変わり、菜虫が蝶になり、飛び交い始める頃となりました。

 菜虫とは、大根や蕪などの葉を食べる青虫のことで、一般的には蝶の幼虫などを指します。
 

菜の花が咲いて、蝶が舞い始めると、
いよいよ本格的な春の到来です。



古休堂の庭に更紗木蓮(さらさもくれん)
の花が咲いたので花茶にしました。


木蓮の蕾は
「辛夷(こぶし)」といって古くから生薬として利用され、鼻の通りをよくしてくれる
「開竅(かいきょう)作用」があります。

鼻の通りを良くするため、鼻づまりと鼻づまりに
よる頭痛に良いとされています。 
また花は、血をめぐらせるため、血のめぐりの不調による月経痛、頭痛、鼻づまりにも良いとされています。

木蓮の花茶の作り方

・摘んだ木蓮を流水で洗い乾燥させる  以上

(花が開ききる前や蕾を摘みます)

乾燥は自然乾燥でもドライにする機械でも大丈夫です。



お湯を注ぐと
金色に変化し
ふわりと香る清涼感

揺れながら花開く様子もまた美しいです。



お味は飲みやすい優しい甘さの後に
ほんの少しスパイシーな余韻。

季節の恵を戴く

感じること
知ること
知ってるではなく、やってみる

経験こそ豊かな財産です。


誰かのために
何かのために
そして自分のために
自然への感謝を添えて。

記:宮﨑瑠美


古休堂Instagram

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