多動の女の子
君は、特別な脳を持って生まれてきた。
神様は君に、ガマンという選択肢を与えなかった。
君は、シャボン玉のように生きる運命を背負った。
心のままに、ふわふわと。
君は悩まない。
悩みがあっても、1分後には忘れている。
ある意味、特殊能力だ。
君の集中力は一瞬しかもたない。
ドラマ見よう、映画見ようと言ってつけて、つけっぱなしで寝てたりする。
たぶん、君は映画を観たことがない。
君の興味はくるくる入れ替わる。
物音、人の気配、そういうものにすごく敏感だ。
気が散ってるというより、全部に君の気が張り付いている。
僕のおでこにも、君のシールが貼ってある。
君は、すぐにどこかへ行ってしまう。
しかも、遠くへ行く。
びっくりするくらい遠くへ。
一通り楽しんだら、楽しそうに帰ってくる。
寂しいという感情は、それほどないのかも。
君が生きる目的は、特にない。
君自身、何がしたいのかあまりわかってない。
ただ、毎日自由に楽しく生きていけたらいいなと思っている。
たぶん、それってすごく根源的なことだ。
時々、思う。
いつか僕の前から、君は、シャボン玉みたいに消えてしまうのだろうか、と。
短期記憶が苦手な君だけど、僕は長期の方に入れてもらえているかな。
いっぱいなら中期の方でも、足のつま先でもいい。
今度、シャボン玉を買ってあげる。
日の当たる公園で、一緒に遊ぼう。
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