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驚くほど人の顔が覚えられない私の苦肉の策

以前、下記の記事を書いたことがある。誰しも覚えるのが得意なものと苦手なものがあると思う。私の場合は、三歩歩いたら地図はスポンと忘れてしまうが、人の名前は(読み方、漢字の字面含めて)意識せずとも何度か見たら覚えられる。


もうひとつ、覚えるのが苦手なものがあった。
「人の顔」。特に男性。

失礼を承知で書くと、ぼんやりしていると、本当に同じ顔に見えてしまう。その昔、アンビリーバボーか何かで「相貌失認」という障害を知ったときは、一時期本当にこれなのではないかと思っていたこともある。


ただ、不思議なことに女性はそうでもない。自分も女性だからなのか、おそらく顔のパーツだけではなくて、肌色や肌質、髪質、化粧や服装の雰囲気などで違いを認識しているように思う。仕事上関わる男性は、女性と比べると、どうしても顔のパーツ以外の要素で違いを出すのが難しいからか、覚えづらい。


普段スーツ姿しか知らない会社の人と、たまたま休日に私服姿で梅田で出会ったときは当たり前のようにスルーしてしまうし、大阪に赴任したとき、あまりに色々な人に挨拶まわりしたために、同じ人に二回、自己紹介をしそうになった。(「さっきも聞いたで」と言われた)

目の前にいる人が「ヤマダ」なのか「ニシダ」なのかわからず(ヤマダもニシダも確実に同じコミュニティに存在する)、「〜ダさん」と、ごまかしながら話しかけたこともある。


たとえ名前だけをインプットしてあったとしても顔と紐づいていなければ、全く役に立たないのだ。


とはいえ、研修や採用という仕事柄、一度に10人から多いときは30人近くの人と会うし、名前と顔を無理矢理にでも一致させて早く覚えるに越したことはない。
新たに出会う顔が覚えられないなら、既に顔を覚えている人と紐づけるしかない。例えば、俳優やお笑い芸人など。あるいはこれまで仕事で関わった人や学生時代の先輩後輩なども登場する。苦肉の策である。下記は最近出会った方々の一例。

うりふたつ。
これぐらいインパクトがあれば覚えられる


先日面接した学生さんの未来予想図

名簿と顔をチラチラ見比べながら、「ナダル」「ディーンフジオカ」とか、似ている人を名前の横にメモしているので、突然人から「ちょっと名簿見せて」と言われると大変焦る。

こんなことをしているのは私だけかと思いきや、意外にも会社で仲の良い同僚は共感してくれた。「◯◯さん、チョコプラの人に似てるよな」など、流行りの芸能人に疎い私に、新たな情報も提供してくれる、ありがたい存在だ。


決してからかっているのでもふざけているのでもなく、真剣に記憶のトリガーを探しているだけなので、どうか許してほしい。

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