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体のケアと、肌のこと。

肌の質感に、どれくらい意識を向けているだろうか。

人体の中でも最大の臓器とまで言われる皮ふは、私たちの生活をこれでもかと反映してくる時がある。

どちらか一方の手で、すねや腕にまずは触れてみてほしい。

その時の触感はどうだろう?
冷たい?暖かい?
柔らかい?緊張してる?
弾力は?肌質は?

今、大切にしたいのはその感覚をただ見つけていく過程。

思ったことに対してジャッジしない。

皮ふの状態は本当に不思議で面白い。

例えばすごく張りが強い場合は、日常の中で緊張している時間が長いのかもしれない(交感神経が優位になりがち)

逆に、とても余裕があってよく皮ふが動く場合は、刺激を必要としている場合もある(副交感神経が優位になりがち)


つまり「自分」というバランスを取るために必要な要素を知るツールとして、身近にあるのが皮ふなのだ。

皮ふも、生きることと一緒で。
ある程度「遊び」があったり、「ハリ感」があったりするのがいい塩梅なのかもしれない。

そう考えると、自分には今どんなケアが必要なのかを知る引き出しのひとつとして、自分自身に触れることを選んでもいいんじゃないかと思う。

<緊張が強く、リラックスしたい人へ>
まずはゆっくり皮ふをさすって
その後で息を長めに吐いて、優しく吸って。
楽な姿勢で左右の肋骨に手を当てて、じっとして。
できそうだったら、背中をまあるくして
目を閉じて、呼吸に耳を澄ませて。
<刺激を入れて、シャンっとしたい人へ>
軽く皮ふをトントン叩いて
その後で大きく吐いて、大きく吸って。
左右の手を組んで空に向かってグーっと伸びて。
できそうだったら、立ち上がって、体を大の字に開いて遠くを見て。


4年前に出会ったある人は、最初は皮ふがほとんど動かないほど緊張していて。
考える習慣も強く、頭に熱がこもってるような状態でした。
だけど定期的に体をケアし続けた今は、皮ふはふんわり体の使い方や意識の使い方も開けてきています。

時間をかけた方がいいことと、そうで無い方がいいこと
両方あると思いますが、まずは「じっくり」やってみませんか?

支えられて生きています。いつもありがとうございます。