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【閑話休題】肌荒れとの"優しい"付き合い方

2回にわたって花粉の時期のメイクとスキンケアについて、私なりの工夫や愛用品をご紹介してきました。


今回はちょっと横道にそれて、重い皮膚疾患を経験して学んだ肌との向き合い方などについてお話ししたいと思います。

「肌荒れをストレスにしない」

突然ですが、「はたらく細胞」というコミック読んだことありますか?

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月刊少年シリウスで連載されていた、人間の体内で年中無休で働いている60兆個もの細胞にスポットを当てた大人気"擬人化"マンガです。
モーニングや別フレなど講談社各誌にスピンオフ作が掲載されたり、2018年からアニメ化もされ、1月から第二期が放送されていたのでご覧になった方も多いと思います。

毎日こんなに頑張ってくれてるんだ、ありがとう❗️
この作品を読んでいると自分の身体が愛しく思えてくるんです。

それと同時に申し訳ない気持ちにもなります。
特に劣悪な環境(不健康な大人の体内)で、日々起こるトラブルやストレスに晒されながら、必死で働く細胞たちの奮闘を描くスピンオフ作「はたらく細胞BLACK」は身につまされると言いますか、やたらと感情移入して読んじゃうんですよね😓

ちょうど皮膚科通いが落ち着いてきた頃、このコミックを読んでふと思ったんです。
この辛くて泣きたくなるような肌トラブルは、体のもっと深刻な不調や危険な状態を私に知らせてくれているのであって、憎むべきものではないんじゃないかと。
そして元々備わっているウイルスや細菌と闘う機能が、正常に働けない状態にしている自分の行動や、生活習慣を見直すきっかけを与えてくれているのだと。

「肌荒れ程度で済んで良かった」
そう考えるともっとポジティブに肌荒れと向き合える気がしてきませんか?

”肌荒れをストレスにしない”
それが私の結論でした✨

結局どんなことでも考え方・捉え方ひとつ。
もっと気楽に考えよ?開き直ってこう‼️
"Take it easy"  "All is well"  の精神です♬


肌とのコミュニケーション

赤ちゃんが泣いているところを想像してみてください。

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お腹が空いた・おむつが濡れて気持ち悪い・暑い・寒い・眠いなど、何か不快なことがあって一生懸命それを訴えようとしています。
ママは何が原因か見極めようと観察して、思いを巡らせて対処します。

これってどこか肌トラブルにも通じるものがある気がします。

赤ちゃんが泣くことで私達に何か知らせようとするのと同じように、肌も身体に起きた異変や、有害物質の侵入を私たちに教えようと必死でサインを出している。

花粉が飛んでるよ、気をつけて!ピピ…
紫外線強くなってきたよ、大丈夫?ピピピ…
胃腸が荒れてる、暴飲暴食ダメだよ!ピピピピ…
最近睡眠不足じゃない?しっかり寝てね?ピピピピピ…
ストレス溜まってない?気晴らしでもしようよ!ピピピピピピ…

身体が出してくれた不調のサインを私たちはしっかり受け取って、何が原因か考え、判断し、対処すれば良い。
なにも親の仇みたいに"肌荒れ"という結果だけを憎んで、自分一人で何とかしようとしなくて良いんじゃないかな?って。

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いつも元気でイキイキと輝いて見える人は、体や心の声に耳を傾けるのが上手な人なんじゃないかな?と思います。
肌とのコミュニケーションスキルを磨くと、自然と肌荒れとも上手に付き合えるようになる!

SNSやネットで肌荒れ対策の情報を集めることも大事。
でもまずは体調に変化はないか観察する、自分の生活の中に肌トラブルを引き起こしそうな行動やストレスはなかったか振り返る。
外側にばかり目を向けていると、自分の中にある問題に気づけないことって多いですから。
原因となっているものを見つけて、それを排除するように努める。
免疫系が働きやすい環境を整えてあげる。
そうすれば身体はそれに応えて、自然治癒力で肌を正常な状態へ導いてくれると思います。

”頑張りすぎない”という選択

私にとって前回紹介したコスメやスキンケア商品は、言わば防具や補助アイテムのようなもの。
一部医薬品や医薬部外品も使用しますが、あくまで肌荒れを悪化させないことが目的で、治すためという認識はありません。

スキンケア商品は強い効果が出ないように作られていますから、肌荒れに限らずすぐに効果が出ないのは当然。

肌荒れを引き起こす要因やアレルゲンと戦うのは免疫細胞の役割。
肌を再生し回復に導くのも幹細胞や線維芽細胞などの働きによるもの。
私たちはそれらが働きやすい環境を整えてサポートに徹する!
出しゃばってもあまり良いことはありません(笑)

頑張りすぎないこと
自分の体を信じること
回復の手助けをすること

コレで良いと思います。
・体を冷やさないようにする
・発酵食品や食物繊維を意識的に摂る
・タンパク質、ビタミンC、鉄分をサプリで補う
・水をたっぷり飲んで体の巡りを良くする
そういう地道なことが結局は一番早くトラブルを解決出来たりするんですよね😊


近年、がん治療の分野では「オプジーボ」をはじめとする免疫チェックポイント阻害剤という新しい治療薬が開発されたり、ips細胞の研究により再生医療も急速に進歩していると聞きます。
最近では抜歯した歯から取り出した幹細胞を使って、再生医療に有用な細胞を作り出す研究も行われているそうです。

なんだやっぱり私達の身体ってすごいじゃない!

細胞たちの力を信じて、小さな声を聞き逃さないように耳を傾ける。
不調のサイン(肌荒れ)が出たら、出来る範囲のサポートをする。
チームワークで勝利を掴む🏅

私の場合、地獄のような皮膚疾患と脱ステロイドの日々に比べたら…ってところは否めませんが

肩の力を抜いて肌荒れと付き合っていく

そんな自分にも体にも"優しい"肌との向き合い方をこれからも大切にする。



※赤ちゃんの可愛い写真はこちらからお借りしました
https://www.pakutaso.com/20181149326post-18638.html


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