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【私の生きる燃料😍】👑マイベストBLアワード2022👑 小説編

こんにちは、たねです🤗

ベスコス記事の編集に思いの外時間を取られて、年内にUP出来ず…💦 Twitterではひと足先に発表したんですが、遅ればせながら毎年恒例のマイベストBLを発表していきたいと思います👏

2022年に発売された商業BL作品の中から、私が特に好きだったものを勝手に表彰していきます!

今回は小説・コミックスそれぞれ
①単独作品
②シリーズ続編&スピンオフ作品

に分け、全4部門でベスト10を選出しました。

各部門のベスト3だけあらすじと簡単にレビューも。4位以下は特に順位を付けていないので、作品名など基本情報のみ、タイトル50音順でのご紹介とさせてもらいます♪

本日はBL小説2部門を発表!
2022年もファンタジー色強めではあるものの、いつもより糖分控えめ。溺愛甘々系は相変わらず大好きなんだけど、ベスト10挙げたら意外と少なかった😅

それでは早速ご紹介していきましょー!

🏆小説(単作)部門

第1位 『気難しい王子に捧げる寓話』

小中大豆/笠井あゆみ(キャラ文庫)

【あらすじ】
「薔薇の聖痕」を持つ王子は、伝説の英雄王の生まれ変わり──。国中の期待を背負って甘やかされ、すっかり我儘で怠惰な暴君に育ったエセル。王宮内で孤立する彼の唯一の味方は、かつての小姓で、若き子爵のオズワルドだけ。宰相の地位を狙う野心家は、政務の傍ら日参しては甘い言葉を囁いてくれる。そんな睦言にしか耳を貸さないエセルの前に、ある日預言者のような謎めいた老人が現れて!?
出版社HPより

簡潔に言うと横暴で愚鈍な王子「エセル」の人生やり直し物語。残酷な未来を変えようと心を入れ替え、自分のため、国と国民のため、大事な人達のために、立派な王子になるべく奔走する物語。

とりあえず私の好き要素がモリモリに詰まってた😍「ファンタジー」「身分差」「すれ違い」などの設定はもちろん、ストーリーの読み応えも十分!私"やれば出来る子" "自分で苦難を乗り越えようと頑張る子"が大好きだからそこもツボ💕そして何より…そりゃもうホラ、そこは小中さんですから…。

"攻めザマァ"ありがとーございます!😭😭😭

知らない間にずぶずぶとハマってて、自分の気持ちに気がついた時には相手にそっぽ向かれて慌てふためく様がもう爽快!(笑)
ストーリーもBLパートも大満足の1冊でございました💗


第2位 『あの夏から戻れない』

宮緒葵/笠井あゆみ(クロスノベルス)

あらすじ
お前と俺はずっと一緒だ、死んでも離れない
十年前の夏休み、夏生の大切な幼馴染みの柊は目の前で謎の霧に攫われ、消えてしまった。大学生になり、柊が生きていると信じて彼が行方不明になった山へ向かうが、あの日と同じ霧に包まれ、気が付けば不思議な村へと迷い込んでしまった。「おだまき様」という神を信仰し、昭和時代のような生活様式の村には、雄々しく成長した柊がなぜか暮らしており「ずっと会いたかった」と激しく抱きしめられて――。
あの夏の続きが、はじまる。
出版社HPより

目の前で忽然と消えてしまった幼馴染みと、10年の月日を経て再び出会う異世界トリップBL。なんだけど…そんな生優しい話じゃない(笑)
今回の宮緒さん、いつも以上に攻めの執着がヤバい!!!完全にホラーよ。受けちゃん逃げて〜😱レベルの遥か上を行く突き抜けた執着っぷり(笑)

「神隠し」「因習」「土着信仰」といったオカルト要素を盛り込みながら展開していくストーリーに引き込まれるものの、折々に見え隠れする狂気に満ちた攻めの言動に背筋凍る😨こういうのホントに…

大好きだーー!
病んでる攻めもっとください!!

笠井さんのイラストがまたピッタリで…っていうか怖さ倍増(笑)ナイスタッグでした👏


第3位 『あやかし蝶と消えた初恋』

海野幸/Ciel(ショコラ文庫)

【あらすじ】
昆虫が好きすぎて周囲から敬遠されがちな朝陽は、高校の時独りだった自分を救ってくれた国吉にずっと片想いしている。だが彼は天然の人たらしで大学では常に人に囲まれ朝陽は毎日嫉妬するばかり。告白しても「知ってる」と笑顔で返されてしまい、もう諦めるべきかと悩む中、国吉の実家の神社で“人の心を食う"という美しい蝶に出会う。いっそこの気持ちを食べてくれたら…すると本当に虫や国吉への興味が無くなってしまい!?
Amazon商品説明より

大ファンの海野さん作品。ラブコメ系がお得意なイメージだけど今回はシリアス。

自分の中にあったはずの情熱や"好き"という感情がなくなってしまったら…?

重くて難しいテーマを、ファンタジー要素を絡めながら感動的に描き切って、尚且つちゃんとBLに落とし込んでるのが流石!素晴らしい👏

心理描写が本当に巧みなので、揺さぶられまくった😢心を失くしていく様がリアルで怖くなったり、見方によっては"攻めザマァ"な要素はあるのに、攻めの感情が伝わってくるから、そのすれ違いが本当に切なかったりで…😭

最後の展開も秀逸だし、(何度も言ってる気がするけど)海野さん作品は毎回タイトルの付け方が完璧なのよね!切なくてちょっと怖くて、でも心温まる。深くてとーっても素敵なお話でした!


4位〜10位(50音順)

✅ 『皇弟殿下と黄金の花嫁』
釘宮つかさ/yoco(クロスノベルス

『虐げられた兎は運命の番に略奪溺愛される』
志波咲良/さばるどろ(アンダルシュノベルズ)

『バーチャルアルファとオレ』
コオリ/榊空也(アンダルシュノベルズ)

『Borderline』
木原音瀬/小野浜こわし(ビーボーイノベルズ)

『無用のオメガは代わりもできない』
栗城偲/野木薫(クロスノベルス)

『八十禍の王子と最後の魔女』
沙野風結子/Ciel(一迅社ノベルス)

『冷酷な覇王の予期せぬ溺愛』
佐竹笙/森原八鹿(角川ルビー文庫)

ここからは元々大好きなシリーズなので、レビューも気持ち悪い感じになることが予想されます。あらかじめご了承ください。
BLのレビューに理性的なものなどないのだ!!

🏆小説(続編&スピンオフ)部門

第1位 『欠けた記憶と宿命の輪 不浄の回廊3』

夜光花/小山田あみ(キャラ文庫)

【あらすじ】
山に籠って世俗を断ち、2年間の厳しい修行からついに帰還!! さらなる霊能力を得て、西条(さい/じょう)との再会に心躍らせる歩(あゆむ)。ところが西条の電話番号は変えられ、マンションには別の住人、職場も辞めてしまい消息不明!! 修行が1年延びたから、もしや見捨てられてしまった…!? なんとか居場所を突き止めると、なんと西条は結婚していて、隣には身重の女性が!! しかも歩との記憶を一切失っていて!?
出版社HPより

オカルト心霊モノなのに、何故かほのぼのしてしまう、大好きで大好きで大好きなカップルの続編🙌どれほど待ったことか…。2作目から12年よ?小Charaに載った短篇がいつ書籍化されるかと待ち侘びた日々を思うと、こちらの前に発売された番外編集も含め感無量😭

ところが…いきなりあらすじが不穏すぎる😂
2年ぶりの再会だというのに、歩にメロメロな西条が記憶喪失?しかも女性と結婚だと⁉️まさかの展開に恐る恐る読み進めたわけですが…。

西条…お前やっぱり西条だったな(笑)

"アホの子" 歩は、修行の成果で霊力増してるし精神的にかなり成長!もしや私の"やれば出来る子"好きは、案外この天野歩が原点だったりするのか?

ヒヤヒヤさせられたけど、行き違いも堂々巡りも含めてこの2人らしいなと。そして離れていた分、最後はいつも以上に極甘エロス💕夜光てんてーご褒美ありがとうございます😍タイトルも秀逸!小山田さんのカバー絵、読後に改めて見ると全てが繋がって…何コレ深い!👏


第2位 『背中を預けるには 外伝 この恋の涯てには』

小綱実波/一夜人見(角川ルビーコレクション)

【あらすじ】
生涯の主に仕えるため王都にやってきたヨセフ。亡き恋人へ変わらぬ愛を捧げる副将軍・ルーカス。そして剽軽な性格とは裏腹に、平民では異例の出世を遂げた将軍副官のディルク。
数奇な運命に引き寄せられ、男たちは王国を揺るがす事件に直面し、ヨセフは戦場でルーカスに恋をする。だが血統主義が蔓延る王宮で生きるためにルーカスとの養子縁組の話が持ち上がる。思慕を捨てられず葛藤する中、憧れの男であるルーカスに純潔であることを指摘され、ヨセフは動揺する。衝動的に夜の街へと繰り出すヨセフだったが、見たことのないほど激怒したディルクが現れ…?
Amazon商品説明より

「もはや鈍器では?」と腐女子に言わせるほど1冊のボリュームがエゲツないこのシリーズ(笑)今作も怒涛の500ページ超え😲!なのに不思議とすんなり読めちゃう、というか読ませちゃう力がある💪

ページめくる手が本当に止まらない!!

本編中でも気になっていたヨセフ・ルーカス・ディルクの3人の物語。複雑に絡み合い交錯する3人の恋と、目指すべき道、葛藤が丁寧にそしてドラマティックに描かれるからもうたまらない!そして3人が選んだ"涯て"に涙😭

本編3冊+番外編、さらにこの外伝と5冊たっぷり読んだけど、まだまだこの世界観に浸っていたい。そう思わせてくれる骨太ファンタジー!本当に出会えて良かった😂


第3位 『墨と雪2 (上)/(下)』

かわい有美子/円陣闇丸(リンクスロマンス)

【あらすじ】
警視庁特殊犯捜査係に所属する篠口雪巳は、同僚・遠藤に密かに想いを寄せながらも、それはかなわぬ恋と、警察庁警備部キャリアの黒澤一誠と長らく身体だけの割り切った関係を続けていた。ある日、事件に巻き込まれ監禁されてしまった篠口は、心身ともに深い傷を負う。そんな篠口を癒すように、黒澤が甲斐甲斐しく支え、寄り添ってくれていた。思うように動かない心と体を抱えながら、黒澤の優しさに触れ、今までにない気持ちを抱えていく篠口だったが――?
Amazon商品説明より

長いこと待ちましたシリーズ第二弾。
こちらは前作から6年ぶりの続編。しっかり練り込まれたストーリーと、熟成されたアダルティなラブパートの満足度が半端ない!!相変わらずの甘辛MIXで素晴らしかった🙌

シリーズ内では最年長カップルで、それぞれの立場や背負うものもあれば、プライドだってある。それ故の悩みや葛藤もあって…。自分の気持ちとの向き合い方、愛し方が大人なんだよね。黒澤の献身と包容力、その寄り添い愛が本当に素敵✨

本編が重苦しい分描き下ろしの甘さ‼️ってか名前呼び💕円陣さんのイラストもまぁ素晴らしくて、アサルトスーツを着込んだ篠口&神宮寺の2ショットは当然悶絶よ😍かわいさんの重厚かつ大人の色気ムンムンのハードボイルドはやっぱり唯一無二‼️

4位〜10位(50音順)

『刑事に一途なメランコリック』
高月紅葉/小山田あみ(ラルーナ文庫)

『気高き騎士は初心な王子を一途に愛す』
釘宮つかさ/みずかねりょう(プリズム文庫)

『獣はかくしてまぐわう』
沙野風結子/小山田あみ(ディアプラス文庫)

『毒を喰らわば皿まで〜箱詰めの人魚〜』
十河/斎賀時人(アンダルシュノベルズ)

『鳴けない小鳥と贖いの王〜再逢編/昇華編〜』
六青みつみ/稲荷家房之介(キャラ文庫)

『氷雪の王子と神の心臓』
尾上与一/yoco(キャラ文庫)

『都落ちオメガの戦国愛され婚絵巻』
雨月夜道/石田惠美(幻冬舎ルチル文庫)

小説編は以上です。
次回はコミックス編。

もしかしたら週明けになるかもですが、気になる方はまた遊びに来てくださいね♪
それでは、また👋

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