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私がそれを好きな理由

毎週金曜日の配信を楽しみにしているのが、ジェーン・スーさんと、堀井美香さんのポッドキャスト番組『OVER THE SUN(オーバーザサン)』だ。リスナーのみなさんともに語らいながら、〝太陽の向こう側〟を目指していくというコンセプトの番組だ。パーソナリティのスーさんが番組の冒頭で「今週も、よくぞここまでたどり着きました」と言ってくれるのだが、その一言に報われている自分がいる。

番組の中でリスナーさんからのお便りコーナーがあり、中でも「私がそれを好きな理由」というテーマがとても興味深いのだ。
なんでも、人が何かに強く惹かれるのには理由があるらしい。
お題について、私自身のことを振り返ってみた。

好きなことといえば、習い事。大人になってからはじめた習い事を振り返ってみよう。
20代後半になり、日本舞踊、30代後半に茶道の門を叩く。いずれも共通しているのは伝統芸能、歴史、日本文化、型がある、美しい所作、など様々あるように思えるが、最もしっくりきたのは「変わらないもの」だということ。茶道に至っては500年もの歴史があり、作法が変わっても、本質は変わっていないのだ。

20代の頃はメディア、30代はIT企業と、変化の激しい環境に身をおいてきた。最新であること、変化することを求められた結果、「変わらないもの」に無意識に惹かれ、”不変の精神”に触れることでバランスをとっていたのではないかと思う。

私がそれをすきな理由を深く掘り下げていくと、自分のことがわかったような気がしてくる。
一人ひとりの「私がそれをすきな理由」をもっと聞いてみたい。自分を理解したり、他者を理解することに繋がる気がしてならない。



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