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映画とTVドラマの違いってなんだろ?

昨日、10月17日より、弊社の求人がスタートしました。
各1名づつの募集ですが、
一つは、4年ぶりとなる【制作部】の募集。

それと、新たな部署【宣伝・配給部】の募集です。
2020年より、自社製作映画(「すずしい木陰」「凪の海」「シュシュシュの娘」、そして12月24日公開、平波亘監督「餓鬼が笑う」も公開待機中。)

を自分たちで模索しながらミニシアターに届けるという行為を行ってきましたが、今後も更に【自社製作・自社配給】に力を入れていこうと考え、会社内に【宣伝・配給部】を設置し、本格的に活動していければと思っております。

ご興味のある方、もしくは親しい知人で転職を考えられている方などいらっしゃいましたら、是非とも一度要項を見ていただけますと幸いです。

はい。大変ありがたいことに初日から多くのご応募をいただいており、昨日からずっとエントリーシートを隅々まで読み込んでいるプロデューサーの関です。(雑然とした机の上でお恥ずかしい限りです。)
これから、今年、来年にかけて様々なことを発表していくことになりそうです。何卒どうぞよろしくお願いいたします。

さて、公式的なこととは真逆に、とても個人的な考えをnoteしますが、みなさまにとって『映画とTVドラマの違い』って何かありますか?

「連続してるかどうか?」とか「今の流行に特化しているか?」とかそもそも「スクリーンかモニターか」などなど違いは色々あるようにも思いますが、作品ってことだとなんだか曖昧になってしまうようにも思います。

先日とある映画の企画開発の際、監督に企画書に載せる「監督ステイトメント」を書いてもらったのですが、その中にとても共感ができて、納得しやすかった文章がありました。そこに書いてあったものを自分なりに咀嚼すると、、、

『主人公が周りの人や社会と関わりながら、物語上の
、ある種の予定調和的【出来事】を積み重ねることで、
主人公の変化を描くのがドラマ。視聴者はその主人公に共感を得ながら追体験をして楽しむもの。一方映画は、主人公が置かれたその世界の中で、彼 / 彼女が何を感じ、それによってどう行動したのかを、いわば観察するようなもの。主人公の人格が先にあり、出来事の積み重ねは用意されていないかもしれない。
自分(視聴者)とは違う、その彼 / 彼女の思考や行動、人生を覗き見することで、自分では想像もしていなかったことに気づかされる、価値の転倒を受動できるのが映画。』

と、いうことだとボクは理解しました。
どっちが優れているとかいう話しではなく、楽しみ方、求めるものの違いということのような気がしますが、更に自分の考えをつけくわえると、記憶の深度が深いのは、自分とは違う価値を見つけたときのように感じます。

そんな映画を自分たちで製作し、国内外に公開していければと強く思っております。


よろしければ、サポート頂けますと幸いです。