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繁盛するカフェは『集客』と『マネタイズ』の支点をズラしている。

いろんなカフェの稼ぎ方を見ていると『あのカフェ実は、○○で儲けてるよ』なんて話を聞いたりします。

カフェ=飲食が収入の柱、とは限らないのです。

上手くやっているカフェの中には、『人を集める集客』と『稼ぐためのマネタイズ』のポイントをズラして、効果的なビジネスモデルを作っているところもあるんです。


『集客』と『マネタイズ』の軸を、どこに置くかが非常に重要です。


この記事では、よくあるパターンを4つ紹介します。これからカフェを始める人は、ぜひ参考にしてみてください。


良いビジネスモデルほど、マネタイズのポイントが面白い

日本全国に店舗を拡大し続ける”イオン”は、ほぼ不動産業みたいなもんだし、コメダ珈琲はフランチャイズ向けの卸販売業者だったりします。

表面上に見えている業種と収益を得ているポイントは、実は違っているパターンは多く見られます。

この考え方をカフェに取り入れれば、より良いビジネスモデルが構築できます。


パターン①:店舗集客×卸でマネタイズ

珈琲豆のロースターさんがよくやる基本戦術が、『卸』です。

普通に考えて、一般消費者よりも店舗向けに販売した方が、販売量も大きく定期的な販売が見込めます。

必要なのは、卸値の設定と卸先が儲かる仕組みを提案すること、です。

卸先は、雑貨屋さん、カフェ(珈琲豆を卸す場合)、美容室、などなど、がありますが、それぞれがビジネス持っているため『うちの商品買ってくれると、あなたのお店はこうやって儲かる』といった、具体的なメリットを提示することがめちゃくちゃ大事。そうすることで、競合と競争力をもって戦えます。

例えば、こんな感じです。

  • 希少性の高い商品を扱っているため、コア層の集客が可能

  • 月○○以上注文してくれたら、卸値6掛けにします!

  • ヴィーガン、グルテンフリー商品扱ってます!

卸値安くする代わりに、卸先から新しい卸先を見つけてもらって、さらに拡販を行う、というところもあります。

お互いに儲かり、お互いに得する仕組みを考えることが大切です。


パターン②:競技会実績で集客×セミナーでマネタイズ

コーヒーであれば、日本スペシャルティコーヒー協会の競技会がありますし、製菓でもたくさん大会があります。

ここでの実績があれば、店舗集客の強化ができますし、他店舗とのコラボもできて、さらなる顧客獲得が可能です。

さらに、セミナーを開催すれば、ここでマネタイズすることが可能です。

  • 一般向けのコーヒー、またはお菓子の作り方セミナー

  • 業界人向けのオペレーションに関するセミナー

などなどです。


セミナーは、ほぼ原価ゼロで開催が可能です。さらに、高単価設定も可能なので、個人経営の店であれば大きな収入源となります。


もちろん、セミナー自体は、競技会実績が無くとも開催することが可能です。

常連さんとのコミュニケーションを含め、まずトライアルし、質を高めて一般向けに開催するのはどうでしょうか。


パターン③:店舗実績×コンサルでマネタイズ

うまくいってるカフェって、だいたいコンサルで儲けてるんじゃないの?って最近思います。

コンサルは、知識やノウハウを売る仕事ですので、仕入れはゼロだし高単価です。

また、ココの流れから卸販売に繋がり、継続的なフォローを含めたサービスの提供も可能です。


ただし、コンサルで収益化するためには、達成すべき項目がたくさんあるので、開業数年目の目標の一つとして考えていきたい内容です。ある程度の社会的な地位や説得力も必要です。


パターン④:店舗集客×ファンビジネス

開業後でも始めやすいのが、いま流行りのファンビジネスです。

店舗で集客し、その中でコミュニケーションの取れる常連さんに対して『VIPな商品やサービスを提案する』方法です。

飲食店であれば、新作発表会と称して食事会を開催し、密なコミュニケーションを取ったうえで、VIPな商品・サービスを提案する、というところもあります。

その他の小売りでも、常連さんや熱量のある固定客に対して、一般販売しない特別な高単価商品を提案する流れもいいかもしれません。


熱量の見極めは難しいですが、サービス内容と商品価値のつり合いが取れていれば、高確率で成立も可能です。

お客さんとしても、特別感を実感していただければ、満足してもらえると思います。特別なお客様に対して、サービスの本気度が伝わるか、がポイントです。


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