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珈琲店を開くための、お金を貯めるより大事なコト【MEMO】

珈琲に関するニュース/情報をインプットし、
噛み砕いてアウトプットするマガジン。
「COFFEE_MEMO_365」のマガジン記事です。

2020.7.13

【今回の引用記事】

【概要】
飲食店運営の業務委託・サポート・コンサルティングなどを行う株式会社ムジャキフーズは、
独自のビジネスモデルによる「日本初!※ 技術だけで一等地にゼロ円開業ができる」オーディション説明会を毎月開催している。
合格者は、開業するに必要な事全てをサポートする【開業全面サポート権】という権利が獲得出来て、お店を作るために必要なサポートを専属のプロスタッフより受け、事業計画書の完成を目指して活動を進めている。
この独自のビジネスモデルは、技術はあるけれども開業に必要な資金、一緒に働くスタッフを集める人脈がなく、開業を思いとどまっている個人の職人へチャンスを与え、その職人のやりたい想い、情熱と腕で地域活性化を目指す画期的なビジネスの仕組みとなっている。

【MEMO】
人が何かを始めようとしたとき、
こんな数字があります。

例えば、
100人に同じアドバイスを与えて、それをちゃんと実践して行動する人の割合は約20%。
さらに、その行動を継続出来る人の割合は5%程度だと言われています。

珈琲店に置き換えると、
店を開くためのアイデアや計画を立てる人は多くいますが、実際に資金を集めて店を開店し、かつ店を継続させられる人は、

ホントにごく一部ということです。

珈琲が好きな人、特に家でも自分でドリップするような人は、一度は「自分で珈琲店を開いてみたい」というようなことを考えてみたことはあると思います。

それでも実際に店を開く人が少ないのは、
上記のように、行動する人はごくわずかだからです。

なぜ行動しない(出来ない)のか?

その原因のほとんどは、
①目標が漠然としていて何から始めれば良いのかわからない
②出来ない理由ばかり並べる

以上の2点に主に集約されてきます。

では、
逆にこの2店を潰せば、
珈琲店を開く道が開けるということです。

まず①ですが、
残念ながらこれには裏ワザみたいなものはなく、ひたすら地道に開きたい珈琲店像の解像度を上げていくしかありません。
コツがあるとすれば、
出来る限り様々なカタチのサービスを自分で受けてみることと、気になったサービスのビジネスモデルをひたすら深掘りすることでしょうか。

珈琲店といえど、世の中には様々なサービスがあります。まずは自分がひたすらそれらに触れて、自分がしたいこと、取り入れたいことのベースを積んでいきます。
そうして自分の目指すビジョンやコンセプトの方向性がある程度決まってきたら、今度はそれに近いことをしている企業や店がどのようなビジネスモデルで利益を出しているかを深掘りして理解します。
それを、自分の商圏にどのように落とし込めば再現出来るのか。またどんなアイデアを足せば応用出来るのかを、より具体的に肉付けしていきます。

ここはいかに、
頭と足とお金を時間を費やせるかにもなるので、「好きなこと」でないと出来ません。
しかし、珈琲店を開きたいなら最低条件と言えるでしょう。

そして②の解消。

ここに、今回の引用記事が絡んできます。
前置きが長くなりましたね。笑

「出来ない理由」などというのは挙げようと思えば無限に挙がるものですが、なかでも代表的なものが「資金不足」「手続関係の手間」です。

ところが今回の引用記事の、
「日本初!※ 技術だけで一等地にゼロ円開業ができる」オーディションは、合格者に対してこの2つの「出来ない理由」筆頭候補を解決します。

自分ではなく、他者が解決してくれます。

実はこの「出来ない理由」というのは、
全てが自分で解決しなければならないというわけではなく、他者に解決してもらうという方法があるんです。

言い換えると、
「出来ない理由」を解決するには、
自分が出来るようになるという以外に、
解決してくれる他者を探すというアプローチがあるということです。

例えば、

「資金不足」
→お金を貯める(自分)
→企業の企画に乗る(他者)
→クラウドファンディング等で支援を募る(他者)

「手続関係の手間」
→自分で勉強する(自分)
→詳しい誰かと組む(他者)

「知名度がない」
→フォロワーを増やす(自分)
→シェアをお願いする(他者)

ひと昔前に比べると、
この「他者」とのマッチングもスムーズになりました。
自分では解決できないと諦めてしまう前に、
視点を変えて解決してくれる他者を探すという選択肢を検討することで、計画が前に進むかもしれません。

最後に、
「他者」を探すうえで最も大切なのは、
その「他者」にとって、自分は加担するに足りうる者として映っているかどうか。

引用記事の企画でも、やはりオーディションに合格する(加担するに足りうる)ことがサポートの条件です。

つまり、結局は自分のしたいことのコンセプトやビジョン、熱量が相手を動かせるだけの魅力に満ちているかどうか。

上記でいう①の仕上がり具合によりますね。

結論。

珈琲店を開こうと思うなら、
「他者」を動かせるほどのプランと熱量を作り込むこと。

お金は貯めるよりも、いろんな珈琲店を片っ端から周るために使っている方が、ゆくゆくの「資金不足」を解決する助けになるかもしれません。


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