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料理を覚える「卵焼き」

みなさん、新年の抱負、覚えていますか?
ぼくは覚えています。これです。

2024年の間に料理を三品作れるようにする。
これがぼくの抱負なのです。

前回はナポリタンを作れるようになったので
今回は卵焼きに挑戦したいと思います。

どうして卵焼きなのかというと理由は二つ。
・朝食でよく作るメニュー
・材料が少ない

さてさて、メニューが決まったら善は急げ。
さっそく嫁ちゃんに助けを求めます。

・・・

「というわけでぼくは卵焼きを作りたいんだ」

「いい心がけだね、夫くん」

「だからぼくに教えてください。卵焼きを」

「躊躇なく人を頼るね、夫くん」

「嫁ちゃん、それは誤解だよ」

「うん?」

「ぼくは嫁ちゃんにしか教われないんだ」

「うん?意味がわからないよ」

「ぼくが、他の人に、料理を習えると思う?」

「うーん、想像できないね」

「だろう?ぼくが頼るのは嫁ちゃんだけだよ」

「わかった。教えてあげる。フライパン持って」

「よろしくおねがいします!」

持つべきものは理解のある嫁様。
卵焼きマンツーマンレッスンが始まった。
先生ッ!材料は何を用意しますか!?

「これじゃよ」

■材料
・卵   …2個
・水   …大さじ1
・顆粒だし…小さじ1

えっ、先生、たったこれだけですか?
っていうか水ってなんですか?必要ですか?

「少し水を加えるとふっくらするんじゃよ」

ははあ、なるほど、なるほど、さすが先生!
あとはこれを混ぜて、焼くんですね!

「フライパンに油を引くんじゃよ」

あっ、そうですね。どのくらい油入れますか?

「ケチケチしないでドーンと入れなさい」

アッ、アッ、入れすぎでは?ビチャビチャです!

「少ないと卵がひっついてしまうんじゃよ」

そうなんですね。ビチャビチャに入れる…と。

「ではIHで中火。フライパンを熱しなさい」

はい。中火ですね!熱しました!先生!

「ではさっき混ぜた卵液を半分、入れるんじゃ」

半分ですか?全部入れちゃだめなんですか?

「だめじゃ。半分だけフライパンに投入なさい」

半分入れて…と。フライパン全体に広げる…と。

「よしよし、いいね。固まってきたね」

はい!これも先生のおかげです!

「では、巻きなさい。卵を。菜箸で

ええッ!?私が、加熱した卵を、巻くんですか?

「他に誰が巻くというんだね」

そりゃあ、もちろん先生が…

「あのね、夫くんが作らなきゃ意味ないでしょ」

そりゃあ、そうですが…

「いいから、やる。だいじょうぶ、できるよ」

ええい、ままよ!

「ふむ、ふむ、いいじゃないか。巻けたね」

ありがとうございます!先生!

「じゃあ、残りの卵液を投入なさい」

こうですか?先生ッ。

「うんとね、さっき巻いた卵を持ち上げてみて」

も、持ち上げる!?素手で、ですか?

「いやいや、菜箸で、だよ」

ああ、そうか。よいしょっと。

「二度目の卵液もフライパン全体に広げなさい」

ははあ、なるほど、なるほど。

「うん。卵液が固まったら、また巻いてね」

はいっ!巻きます!

「あ、今度は一緒に、巻くんだよ」

え?ええッ?どういうことですか?

「うんとね、一度目に巻いたものあるでしょ?」

はい。

「それを軸にして、卵を巻き付けるというか」

ははあ、なんとなく、わかりました。

「そうすると厚い卵焼きになるでしょ?」

なるほど!そういうカラクリだったんですね!

「お、結構うまく巻けたじゃない。いいね」

はいっ!次は何をすればいいですか?

「それで完成だよ。おつかれさま」

・・・

というわけで完成した卵焼きがタイトルの画像

いやあ、難しいだろうなと思っていた卵焼きは
やっぱり難しかった。一人じゃ無理だったよ。
持つべきものは料理上手で教え上手な嫁様。

さらに、嫁ちゃんのアドバイスを受けて
大根おろし+柚子を添えたら絶品料理に変身。
ちょっとこれ、美味すぎるんだけど…!

ちょっと巻きが甘くて、見た目が悪いけど
何度も作って覚えようと思いました!


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