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好きなひとの笑顔

我が家の嫁ちゃんはいつもニコニコしている。

厳密に言うと、ムッとしたりすることもある。
でも記憶を辿った先の嫁ちゃんはいつも笑顔。
ぼくはこの表情にいつも心を浄化されている。

・・・

私たちは好きなひとの笑顔があれば幸せ。

ここでのポイントは「好きなひと」という所。
つまり片想いだっていいんです。

その対象がアイドルだろうが二次元だろうが
たとえ自分の手が届かない対象であろうとも
自分が好きなのであればそれで幸せなんです。

もちろん、両想いになったり結婚できるなら
それはそれで別の方向の幸せになりますけど
基本的には片想いでも幸せになれちゃいます。

幼いころ、両親がニコニコ楽しそうだったら
ものすごく幸せな気分だったじゃないですか。
好きなひとが良い表情でいるのは無敵の魅力。
その気持ちを皆が抱いていると分かってきた。

だから今、推し活が熱い。
好きなひとを応援するという行為が
SNSを通じて爆発的に拡散されています。

それゆえにアイドルの握手会とか
ブイチューバーの配信に行うスパチャも
需要があり成り立ちます。だって幸せだから。

そんなの歪だ!そんなの本当の幸せじゃない!

こんな主張を持つ人もいるでしょうし
それを全否定するつもりもありません。

これは幸せの一つの形の話。
人の数だけ幸せの形は違いますから。

・・・

ちょっと話が脱線してきましたけど
夫婦ってお互いの表情と表現方法
とっても大事なことだと思うんです。

美味しいものを食べたら「美味しい!」
手伝ってもらったのなら「ありがとう」
心と身体が疲れてきたら「しんどい…」

これらの言葉を、自分の心に沿った表情で
相手に伝えるのが大事なことだと思います。

あ、ここまで書いておいてなんですけど…
ぼくは全然できていませんでした。

「男はヘラヘラするな」といった謎の思考が
常に頭の片隅に巣喰ってた学生時代のぼくは
基本的に無表情。クールな男をきどっていた。

「なんで次郎くんいつも怒っている顔なの?」
とクラスの女子に不思議そうに尋ねられた時は
心底びっくりしたものだ。

(えっ!ちがうよ、これクールな顔だよ!)

そんな中二病患者がまともな表情を覚えたのは
結婚して嫁ちゃんと生活を共にしてからのこと。
いつもニコニコしている嫁ちゃんを見ていると

(あれ?笑顔のほうがずっとカッコいいぞ)

という真理にとうとう気付いてしまったのです。

それからはリアクションの表情もそうですが
相手に伝わる表現にも興味が湧いてきました。

自分なりに学んで、実践してみて、失敗して
また学んで・・・をずっと繰り返していると

本当に、本当に少しずつ夫婦の会話の時間が
増えていきました。
心なしか嫁ちゃんの笑顔も増えた気がします。

どうしてここまでがんばれたのか。
自分で自分に聞いてみたところ、出た答えは
好きなひとの笑顔のため、でした。

裏を返せば自分のため、とも言えます。

自分が幸せになるためには
好きなひとの笑顔が欠かせません。
好きなひとの笑顔を引き出すために
自分の努力で干渉できるなら、やる。

ぼくががんばれたのはそういうことなのかも。

長くなってきたので一言でまとめますと
笑顔が最強ってことです(笑)。


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