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自己紹介が楽しくなる

私は自己紹介が得意です。
どうして得意なのかというと
一年で200回以上自己紹介をしているから。

自己紹介っていうのは慣れ。
誰でも回数を重ねれば得意になります。

「私は人見知りだから・・・」って人でも
ためしに親とか友達相手に
100回やってみてください。
必ず上手くなりますから。間違いない。

ただ、上手くはなるんですけど
初対面相手の自己紹介はちょっと難しい。
全く知らない相手だと必ず緊張しちゃうし
なにより、親や友達相手とは違って
練習する機会がほとんどないからです。

そんなわけで今日は
『初対面相手に使える自己紹介』です。
研修とかのグループワークでも使えますし
プライベートの交流でも使える技です。

まぁ、ごちゃごちゃ説明するより
まずダメな例をひとつやってみましょう。

【ダメな自己紹介】
「私の名前は珈琲次郎です!〇〇出身です。
よろしくおねがいします!」

・・・どうでしょう。このダメっぷり。
どこがダメなのかというと
全く記憶に残らないところです。

どうして記憶に残らないのかというと
「よく聞く無難な自己紹介」だから。

学校のクラス替えの自己紹介じゃないんです。
アピールポイントが微塵も感じられない。

では次に、良い例をやってみましょう。

【良い自己紹介】
「私はね、嫁が大好きなんですよ!
今日ここに来たのも、嫁と仲良くなるため。
嫁と仲良くなるスキルをゲットするためです!
そんな嫁大好きな珈琲次郎です。よろしく!」

これは私が最近よく使う自己紹介です。
嫁と一緒に通っているパン教室ではマダムに
大ウケするので重宝しております。
この自己紹介の後めっちゃ質問されます。

良い自己紹介のポイントは二つ。
『自分の思いが乗っているかどうか』
『簡潔にまとめられているかどうか』

自分の信念が感じられる自己紹介は
聞く人の心に届きやすいのです。
あと、長い自己紹介はウンザリするので
20秒くらいでスパっと終えると好印象。

それをふまえた上で、自分だけの自己紹介を
ひとつ作ってみようじゃありませんか。

作り方は簡単です。
①自分史を紙に書き出す
②使えそうなモノをピックアップ
③20~30秒で喋れるようにまとめる

早速ひとつできました。
「どうも!二十歳のクリスマスイブに
飲みすぎて急性アルコール中毒。
病院のベッドで目覚めたときに
“こんな日に呼び出しやがってよぉ”と
ナースから舌打ちされた
珈琲次郎です!今日は飲ませないでね」

飲みの席で使えそうな自己紹介です。
私はお酒が弱いので飲ませないでほしい
といったアピールができそう。
ちなみにこの自己紹介はおおむね事実です。
自分史から探すということは事実を探すこと。
本当のことじゃないと伝わりませんからね。
伝わりやすくするために軽く修正はしますけど。

ここまで読んで気付いたかもしれませんが
良い自己紹介とは、あなただけが喋れるもの。
すなわち世界に一つだけの自己紹介なんです。
マニュアル本の例文なんて役に立ちません。
あなたがあなたの言葉で作るから響きます。

そんなわけでとりあえず一つでも
自己紹介の文面ができたら実践。必ず実践。
快く聞いてくれる友達にやってみましょう。

え、そんな友達身近にいない?
うーん、そういえば私もいない(笑)。

じゃあ、ぬいぐるみに向かってでもいいです。
実際に声を出すことが大事ですからね。

やってみて、なんかしっくりこなかったら
文面を変えてまたやってみる。
それの繰り返しです。

で、「こりゃいいのが出来た!」と確信したら
それを丸暗記しちゃいましょう。
そうすれば一生、自己紹介で困ることはないです。
なぜなら、自己紹介の場に直面したときには
あわてずさわがず動画の再生ボタンを押すように
丸暗記したものをただ喋るだけでいいんですから。

『Aの場所ではウケたけどBの場所ではスベった』

なんてことがありますが、これはラッキーです。
なぜかって、そりゃあBの場所でも
ウケるように改善することができるからです。

そんな感じで何度も繰り返しているうちに
野球で言うとピッチングフォームのような
自分の「型」が見えてきます。

その「型」が見えたらしめたもの。
「ビジネスの場の自己紹介」
「プライベートでの自己紹介」などのように
場面場面に合った自己紹介をポンポンと
作ることが可能になります。

自己紹介が上手くいくと楽しいのです。


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