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どうしても吐き出さずにはいられませんでした

20代で何かに挑戦することはこんなにも辛く、苦しいものなのだろうか。

目を背けたくなるような現実。

両親に「そんなに辛い道ばかり選ばなくても…」と言われた過去が脳裏に蘇る。

自分が選んだ道がそんな簡単なものじゃないのはわかっていた。
わかっていたはずなのに…

普通に就職していたら僕の人生はどうなっていたのだろう。
花金は尊敬できる上司とお酒を交わし、週末は同僚たちと旅行に出かけ、
社内恋愛で結婚し、子供が生まれ…そんな別の世界線があったのだろうか。

思い描いた理想と現実のあまりの違いだけでゲロを吐ける。
酒なんて必要ない。


手が止まる。
やれるべきことがわかっていながら、どうせまた…という感情が手を止める。

手が止まっている間の僕の心臓はまるで誰かに握られているような緊張感がある。

現実から逃げるように、
YouTubeやNetflixに時間を使ってみたり、
友人との遊びに明け暮れたりしても、
それは応急処置に過ぎず、
結局効果が切れた頃にまた同じ地点へと戻されてしまう。


僕は一体何と戦っているのだろうか。

何もかもがうまくいかないそんな時は決まって、
その原因を他人のせいにしてしまいたくなる。

でもその原因は自分自身にあって、
現実を受け入止めきれないだけなんだ。

不甲斐ない自分。うまくいかない現実。将来への漠然とした不安。
これらを自信に変えれるのは自分しかいない。


ふらっと立ち寄った本屋。
その平台には成功者たちの輝かしい自伝が所狭しと並ぶ。

この成功者の裏には無数の夢たたれた現実が存在することを僕らは知る由もない。

啓発書や成功の指南書なんてものは今の僕にとっては毒薬でしかない。

ある日テレビのオファーがきた。
あなたたちにフォーカスした番組を作りたいと。
そのディレクターさんが打ち合わせの際に「番組的に起承転結が欲しいので、もっと最後はこうなったとかそういうのありませんか」と。

…まただ。

「そんなのあったら今頃苦労してねーよ!」
と今すぐに鼻の穴に指を突っ込み一本背負いしてやりたい気持ちをグッと堪えた。


悔しい。

自分の無力さが。
自分の不器用さが。
環境のせいにしてしまいそうになる弱さが。

挑戦という道に石ころが落ちていて、つまずいたと思ったら骨折してた。
そんな気分。
まわりからしてみればなんだそんなことでという悩みも
実はその人にとって重大だったりする。


言い訳ばっかり一人前。笑


「じゃあ将来どうなりたいの?」「何がしたいの?」

わからない。
好きなものも向いてることも今の俺には何ひとつわからない。

時間は進む。刻一刻と進み続ける。

日めくりカレンダーも月のカレンダーも
最近めくるのがやたら早く感じるようになった。


きっと辛いのは自分だけじゃない。
自分だけが辛いなんてそんなの傲慢だ。

自分の選んだ道を正解にしていくなんて大それたこと今は到底口にできないけれど、もう少しだけ頑張ってみよう。

将来こんなこともあったなと笑い飛ばせるように。


よしっ!!











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