安東圭太

大学院生です。とにかく刺激を受けて、何かをやってみたい!!と、ふつふつと日々を過ごして…

安東圭太

大学院生です。とにかく刺激を受けて、何かをやってみたい!!と、ふつふつと日々を過ごしています。noteを通して素敵な出会いをしたいです。よろしくお願いします。

マガジン

  • 世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?

  • アート思考 ビジネスと芸術で人々の幸福を高める方法

  • 「自分だけの答え」がみつかる13歳からのアート思考

    アートとは?アート思考とは?を教えてくれる最高の1冊

最近の記事

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今日はこの本を読んでの感想を書きたいと思います。 この本は、その題名にあるように主に経営に結びつく「美意識」について書かれていました。 しかし「美意識」は経営を超え、結局その人自身を作っていくものだと私は思います。 つまり、「美意識」はその人の人生そのものを豊かにしてくれる気がするのです。 美意識を鍛えるにあたって、五感を使って直感的に物事を捉えたり、鍛えられた美意識で高品質な意思決定を行ったり… 全て「自分なりのモノサシ」で世界を捉える。「自分なりのモノサシ」であ

    • 自分なりのモノサシ

      コーン・フェリー・ヘイグループの創業者の1人デイビッドマクレランドは、社会性動機を、 1.達成動機 2.親和動機 3.パワー動機 の3つに分類し、動機のプロファイルによって適する職業やポジションが変わることを発見しました。 達成動機は「設定したゴールを達成したいという動機」を意味します。 高い業績を上げる人材は、統計的に強い達成動機を持つことがわかっているそうです。 達成できないことが許せないため、達成するまで粘り強いわけです。 しかし、設定したゴールが高すぎると

      • ブランド戦略におけるストーリーと世界観

        市場の進化・成長を説明する概念としてライフサイクルカーブというのがあります。 これは市場が 導入期→成長期→成熟期→衰退期 を経ることを意味します。 そして、この変化に伴って消費者側の求める便益も変化します。 機能的便益→情緒的便益→自己実現的便益 現代社会は自己実現欲求の強い社会なので、顧客の感性を刺激する情緒的で自己実現的な便益が重要と言えます。そして、ここで重要な競争資源となるのが「美意識」です。 AppleのMacBookを思い浮かべたら想像できると思いま

        • 経営陣に直感的・感性的思考を取り込む

          前回のnoteでは論理的・理性的思考が優位に立ってしまいがちであることは承知の上で、イノベーションには直感的・感性的思考が必要であると説明しました。 経営者たちがなんらかの意思決定をする際は、「そもそも何をしたいのか?」「この世界をどのように変えたいのか」というミッションやパッションに基づく必要があります。そしてそれは同時に経営者の「直感」や「感性」に基づいた意思決定である必要があるのです。 そこでどのように直感的・感性的思考を経営に取り込んでいくか? 大き

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        • 世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?
          5本
        • アート思考 ビジネスと芸術で人々の幸福を高める方法
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        • 「自分だけの答え」がみつかる13歳からのアート思考
          5本

        記事

          パワポのデザイン

          今日は本を読む時間がないため独り言。 大学院の発表でパワポを作る。 去年から研究室に配属されて、パワポ作りは2年目。いかにセンスある、わかりやすいパワポをつくるか。 全てはセンス。 パワポが上手い人はセンスがあるんだ。 しかし違った。 ある程度までなら勉強したらできるようになる。ある程度までいったらセンスかもしれないけど… この春パワポをうまく作りたいという思いから参考書を買って勉強した。 すると、自己満かもしれないが上手くなった気がする。すごく嬉しい。 最近、今

          パワポのデザイン

          なぜアート思考が必要なのか?

          なぜ論理的・理性的思考に替わって、直感的・感性的思考がVUCA社会で必要とされるのか。(若干の違いがあるため、直感的・感性的思考をアート思考とはあえて書いていません。) これまでもざっくりとは説明してきました。 しかし、今回はそれがすごく論理的に理解できると思います。 論理的・理性的思考の限界ビジネスとは差別化を追求する営みです。 しかし、論理的・理性的思考の行き着く先は「コモディティ化した正解」です。それはどれも同じようなもので、いわばレッドオーシャンです。

          なぜアート思考が必要なのか?

          現代アートについて

          『アート思考 ビジネスと芸術で人々の幸福を高める方法』ラストのnoteです! この本の前は、『自分だけの答えが見つかる13歳からのアート思考』でした。 なので、このnoteでは2冊を通して分かったことを書いていこうと思います。 現代アートの始まりかつての絵画作品というのは作家の意思とは関係なく、他者からの要望で作られました。例えば布教のための宗教画、権威を表す肖像画などです。 そのため、「すばらしい絵」とは、目に映る通りに描かれた絵だったのです。 しかし、そこにある

          現代アートについて

          アートと、金

          上の写真は「芸術テロリスト」の呼び名を持つ、バンクシーの<<風船と少女>>です。 なぜ、「芸術テロリスト」の呼び名を持つのか。バンクシーは、反戦、反暴力、反体制、反資本主義といったテーマで世界各地のストリートに現れ作品を描くことから、そう言われています。 多くの方が、上の<<風船と少女>>を見たことがあるのではないでしょうか? この作品はロンドンのオークションにかけられ、約1億5500万で落札された直後、額縁に仕掛けられたシュレッダーにより細長く切り取られ、会場を騒然と

          アートと、金

          「価値」の創出

          「価値」コロナで自粛がつづき、おうち時間が増えたため、本を読む時間が増えました。そして多くの本と出会い、気づくことがあります。それは、 これからの時代に必要なのは、オリジナリティのある「価値」だということです。 それはこの本を読んでいても同じです。 どのように価値を創り出すのか?過去のアーティストたちも数々の「価値」を創り出してきました。 アート世界に革命を起こしたことで有名なアンリ・マティスは、それまでとは全く異なる「色」使いで、色に「価値」を見出しました。マティス

          「価値」の創出

          アート ✖︎ ビジネス

          このnoteでは、アートとビジネスがどのようにつながっているのかを説明していきます。 最後には、アートを通して身につけることができる力について触れます。 近年、GAFAMをはじめとする一流企業は、組織にアートを採り入れています。中でもFacebookの本社はウォールアートで埋め尽くされ、世界各国のオフィスにも多くのアートが飾られています。 これはマーク・ザッカーバーグCEOの プロダクトやコミュニティは常に成長している=完成されておらず、発展途上であるのと同じように、

          アート ✖︎ ビジネス

          全ては「問い」から

          ビジネスというのは、事業を通じて社会の課題に取り組むため、社会問題から無関係ではいられません。社会が複雑になった今、ビジネスも複雑になり、これまでのようなロジカル思考だけでは解決できない問題が増えてきました。ここで注目されているのが『アート思考』です(アート思考の定番)。 アメリカ人アーティスト、ジェームズ・タレルは、「アーティスト」をこう表現しています。 アーティストとは、答えを示すのではなく、問いを発する人である。 つまり複雑な社会で必要とされている『アート思考』と

          全ては「問い」から

          アートとは!? 完結編

          「アートとは!?」という問いから出会った『13 歳からのアート思考』 いよいよ最終回です。。。 これまでの4回で、 1. 現代社会と『アート思考』 2. 『アート思考』とは 3. 『アート思考』の誕生 について説明してきました。 最終回は、この本との出会い 4. 「アート」とは!? です!! ではさっそく、下の写真をご覧ください。 これはアメリカのアンディー・ウォーホルの『ブリロ・ボックス』という作品です。

          アートとは!? 完結編

          『アート思考』の誕生はカメラから!?

          前回のnoteでは、『アート思考』とはどういうものなのか?を説明しました。まだ見てない人はそちらを先にチェックしてみてください! 今回はどのように『アート思考』が誕生したのか、アートの歴史を深掘りしていきます。 西洋美術の基礎となる多くの技法が生まれたルネサンスの時代。多くの方が聞いたことのある「遠近法」もこの時代に発明されたと言われています。 当時の画家は、現在のアーティストたちとは違い、主に教会や、王侯貴族に雇われ、依頼された絵を描く事を生業としていました。 教会

          『アート思考』の誕生はカメラから!?

          『アート思考』って何??

          前回の続きです。 では、『アート思考』とは一体どういうものなのか? 筆者は「アートという植物」を比喩に使っています。 その植物は、 『表現の花』、『興味のタネ』、『探究の根』 から構成されており、 『表現の花』=「作品」 『興味のタネ』=「興味」「好奇心」「疑問」 『探究の根』=「アート作品が生み出されるまでの長い探究の過程」 を表します。 その「アートという植物」は、『興味のタネ』から無数の『探究の根』を伸ばします。それは、 地上の流行・批評・環境変化など

          『アート思考』って何??

          それは「鑑賞」ではなくて、「確認作業」!?

          さて、前回の続きです。 クロード・モネの『睡蓮』を「鑑賞」後、ページを進めると、こう書かれていました。 いま、あなたは「絵を見ていた時間」と、その下の「解説文を読んでいた時間」、どちらのほうが長かったですか?おそらく「ほとんど解説文に目を向けていた」という人がかなり多いはずです。 ぐさっ…… 最初の数秒だけ絵を観て以降は、解説文を読んでは、絵を観て「たしかにそうだな〜」の繰り返し。まさに 「鑑賞」ではなく、「確認作業」をしていたのです。筆者はこれを 「自分なりのもの

          それは「鑑賞」ではなくて、「確認作業」!?

          『13歳からのアート思考』との出会い

          早速ですが、上の写真は言わずと知れたパブロ・ピカソの「ゲルニカ」です。歴史の教科書でも載っているので、誰もが一度は見たことがあると思います。 ここでみなさんに質問です。この絵を見て、 「凄い…なんて凄い絵なんだ!!」 と思ったことはありますか? 僕は1ミリたりとも思ったことがありませんでした。 他にも様々なアート作品を人並みに見てきましたが、「これがアート?」となることが多く、アートというものが全く理解出来ませんでした。そこで、この謎を知りたい!!と強く思っていたとこ

          『13歳からのアート思考』との出会い