【前編】新たなステージに向けて。“いま“コドモンが組織基盤を強化する理由
こんにちは。採用広報の木﨑です。
昨年創業5周年を迎えたコドモン。メンバー数は今年の1月時点で300名を超え、組織の規模も大きくなりました。今後のさらなる成長を見据え、コドモンでは現在マネジメントや組織基盤の構築を進めています。
そこで今回は施策の推進を担当している経営企画グループの正宗さんと小泉さんにその背景や目的、組織としてのこれからについて話を聞いてみました!
◼︎現在マネジメント基盤の構築を進めている背景や理由について教えてください。
正宗:コドモンのさらなる事業成長に向けて、より強い組織を作っていくことが必要なフェーズになってきたからです。
小泉:100名を超えたころからマネージャーの役割を担うメンバーが自然と増えていきました。縦階層が多い組織はあまりカルチャーに合わないのではと思っているのですが、そうなってくると横との連携が難しくなったり、ゼネラルマネージャーが全体を見切れなくなったりしてしまうので、どうしてもマネジメントに割かれるパワーが増えてしまうんですよね。
正宗:中長期を見据えたときにマネジメント基盤をしっかり構築しておくことは、事業を前に進める上でも必要不可欠だという認識の共有ができてきたので、このタイミングで本格的に基盤の構築に取り組んでいます。
______今のコドモンの組織フェーズでマネジメントをやる難しさはどんなところにあると思いますか?
正宗:事業推進とメンバーの成長支援のバランスをとる必要性があるところかなと思います。
小泉:事業成長に伴い、他のメンバーに自分の業務を移管して新しいことに向き合ったり、目線を上げていかなければならないと思うのですが、そうするとメンバーやチームの成長支援にうまく力が使いきれない。その結果、本来渡せるはずの業務も「自分がやった方が早い!」となってしまって、そのまま引っ張られてしまうのは“あるある”なのではないかな。
正宗:短期的にはそれでよかったりもするのですが、中長期を見据えた時にその体制だと「持続的な成長」の実現のハードルになってしまうと思うので、やはりこのタイミングで体制や基盤の構築に目を向ける必要があると感じていました。
小泉:それに、コドモンで初めてマネージャーを経験するメンバーもいれば、前職と環境が違うなかでマネージャーを担っているメンバーもいるので、どのようなやり方がフィットするのか見えづらい状態になっていたのかなというのもあります。そのような部分を解消するためにも、マネジメントのひとつの型ではないですけど、目指すべきところを作ったり、目線合わせができればと考えていました。
______そうした課題の解消に向けて取り入れたものや施策があれば教えてください。
正宗:基盤構築の第一歩として、コドモンのなかでマネジメントの役割を担うメンバーを対象に、株式会社Momentor (東京都渋谷区) 代表・坂井風太さんの「組織基盤構築プログラム」という研修を受講しました。
小泉:マネジメント研修というと、総合的な内容から目標設定や1on1といったHowの部分を深掘ったものまで様々あるのですが、手法だけ学んでもそれが本当にコドモンにフィットするのかはわからないので、目の前で起きている事象や課題を理論的に理解することで、自分なりに試せるようなものがいいなと話していましたよね。
正宗:そうですね。各論というより、マネジメントという役割を持つ上で前提となる"価値観"や"スタンス"をそろえて、共通認識が持てるようになることが大切だと考えていたので、選定するタイミングで「今のコドモンにフィットするか」という点はかなり重視していました。
______そのなかでも坂井さんのプログラムがコドモンにフィットしそうだったのですね。
正宗:理論をきちんと知ってもらうというのを大事にされていたので、そこがすごくよいなと思っていました。
それに、坂井さんがこうしたプログラムを展開している理由として「事業に集中するために組織的な課題を解決する」というところを挙げている点も決め手の一つになりましたね。今回マネジメント基盤の構築に着手している背景や、コドモンらしさを維持し続ける上でも、その考え方がすごくフィットしたのではないかと思っています。
小泉:事業への共感が高いメンバーが多いからこそ、組織としても「このサービスをきちんと提供したい」「もっと価値を高めたい」というような気持ちに向かっていると感じています。それがコドモンの魅力ですし、そのパワーが健全な方向に向かうといいなという思いが坂井さんと合っていたことも良かったポイントでしたよね。
◼︎今回行った研修の概要について教えてください。
小泉:去年の11月から約5か月間かけて実施しました。隔週1時間の講義が全10回で、そのうち7回が「組織効力感」を軸にした対話型の講義、残りの3回が最終の課題発表という設計でした。
一方通行の講義ではないので、坂井さんからの問いかけやその場で質問することでより理解が深まっていく内容になっていたと思います!かなりスピード感もあったので、予習できるように講習の資料は事前に展開していました。
正宗:それでも資料の内容が常にアップデートされていることには驚きましたね...! 坂井さんご自身が、いろいろな組織の方たちと関わるなかで得た気づきやリアクション、最新の論文の内容を取り入れているので、講義は毎回新鮮でしたし、ビジネスサイドとアカデミックなところを行き来しながら体系的に学べるようにしているのがすごいと思いました。
小泉:ピープルマネジメントは属人的になりやすい領域ですが、坂井さんもそこに課題感を感じてこのプログラムを設計してくださっているので、背景にある理論も学ぶことで誰でも受け取りやすい内容になっていると感じました。
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