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今週のアニメ業界関連ニュースまとめ 2023/1/17 #76

クリエイティブよりも、ビジネス関連強めのアニメニュース・記事をキュレーションしています。
今週は何と言っても「邪神ちゃんドロップキック」がクラファンで1億円を達成したのが大きいニュースでした。有力原作の巨額プロジェクトが持つ「強さ」ではなく、邪神ちゃんは「弱さ」が応援にも繋がる強みになっています。まさしく推しエコノミーですね。

アニメ「邪神ちゃんドロップキック」、クラファンで驚異の“1億円”を達成 続編制作に希望見える「本当に愛されてる作品」

テレビアニメ「邪神ちゃんドロップキック」の第4期制作やリアルイベント開催を目指すクラウドファンディング(以下、クラファン)が1月13日にフィニッシュ。“最終日ブースト”で驚異の伸びを見せ、3000人以上の支援者から1億円を超える金額が集まりました。

最終日に8000万円台だったので、大台の1億円はやっぱり遠かったか……と思ってましたが、まさかの1億円超え。戦略込みで「邪神ちゃん」は2010年代を代表する作品の一つですね、間違いなく。

期待度が高い2023年冬アニメランキングベスト7!【300人へのアンケート調査】

エンタメ情報Webマガジン「TVマガ」(https://saru.co.jp/tvmaga/)を運営する株式会社WonderSpaceは、アニメに関するWeb調査を行いました。その結果を公開いたします。

順位は以下の通り。

1位「東京リベンジャーズ 聖夜決戦編」
2位「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン 第25話~最終話」
2位「極主夫道 シーズン2」
4位「吸血鬼すぐ死ぬ2」
5位「NieR:Automata Ver1.1a」(ニーア オートマタ)
6位「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。2」
7位「あやかしトライアングル」
7位「ぐでたま ~母をたずねてどんくらい~」
7位「異世界のんびり農家」
7位「文豪ストレイドッグス 第4シーズン」

なぜか同順が多いですが、1位の『東京リベンジャーズ 聖夜決戦編』には納得です。2位の「極主夫道 シーズン2」が意外でしたが。調査が偏っている気もしないでもないです……。

Netflixが日本アニメに大金を出すフェーズは終わった

西田宗千佳×まつもとあつし対談~物理からサブスク配信に直行した特異な国

メディア論を中心とした前編も興味深かったですが、今回の対談ではアニメ産業についても言及があります。今後のネフリについては、投資の効果を鑑みても妥当でしょう→「要はあくまで製作委員会の一人になるというレベルに落ち着くのかな」。

映画「ワンピース」公開157日間で興収190億円&動員1379万人突破 終映は1月29日

劇場アニメ「ONE PIECE FILM RED」が公開から157日間で興行収入190億円、観客動員数1379万人を突破したことがわかった。

今月末で公開が終わってしまうので、興収200億円は厳しいかもしれませんが、大台に到達してほしいですね。2022年の象徴的な作品の一つでもありますし。

なぜTVアニメの放送遅延が発生するのか かつては「延期」ではなく「作画崩壊」だった?

近年、アニメ制作の遅れがニュースとして取り上げられることが多くなっています。ここ数か月でも『「艦これ」いつかあの海で』は4話以降の放送に大幅な遅れが生じ、『異世界おじさん』はいったん放送を休止して次クールに枠を新たに確保しましたが、最終話も放送が延期となりました。

確かに、こうした面はありますね→「崩壊した現場を無理に立て直そうとしても、近年のアニメは話数が少ないため立て直し切れずに最終回を迎えてしまう可能性が高く、それなら仕切り直した方が良い作品になる」。

今年はアニメの当たり年!?アニメから学ぶ「投資学」

一部では、2023年に、アニメ業界に数十年に一度の地殻変動が起きるといわれています。過去に日本を席巻した複数の著名なアニメにおいて、新作の映画が公開される、新シリーズが始まる、世界的な上映ツアーが始まる、関連テーマパークで新しいエリアがオープンするなど、さまざまな動きが予定されているためです。

この記事面白いですね。『進撃の巨人』をネタに、投資についてレクチャーしています。斬新な切り口です。また『進撃の巨人』自体も今年は、最終章がテレビ放送されるので盛り上がるはずです。

『ハリー・ポッター』シリーズNetflix見放題独占で上昇、『SPY×FAMILY』V14達成で自身の記録に並ぶ~配信コンテンツ視聴者数ランキングTOP20(1月第1週)

複数の定額制動画配信サービスを横断して集計した2023年1月第1週の「配信サービス視聴者数ランキング(調査対象期間:12月31日~1月6日、調査対象:日本在住15~69歳男女)」を発表します。

先週は『呪術廻戦』が突如2位になりましたが、1つ順位を落としてしまいました。アマプラの『劇場版 呪術廻戦 0』効果が薄れてきた感じです。来週以降は更に厳しくなりそうです。

東宝、米国の大手アニメ会社よりIP著作権の一部取得 グローバルビジネス共同展開

映画大手の東宝が、グローバルに向けたアニメーション・キャラクタービジネスの拡大に乗り出す。2023年1月5日、東宝の米国現地法人TOHO INTERNATIONAL, INC.(国際東宝)は、米国のアニメーション制作大手Frederator Networksから同社保有作品の著作権の一部を取得することで合意したことを明らかにした。

ソニーは「仕組み」そのものに海外へ投資をしていますが、一方東宝は「中身」に投資をおこなっています。とはいえ、海外コンテンツへの投資は昔から様々な会社がおこなってきたので、目新しさはあまり感じられない印象です。

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