今週のアニメ業界関連ニュースまとめ 2024/2/6 #131
クリエイティブよりも、ビジネス関連強めのアニメニュース・記事をキュレーションしています。
今週は、メディア芸術データベースが公開されたり、講談社がグローバル向けにIP情報の紹介サイトを開設したり、製作されたアニメについてどう情報化していくかについて、少し考えさせられました。講談社の方は宣伝の意味もあるのでしょうけど、データベースはそれ自体で「儲かる」ことはなさそうです。ただ一方で「文化」を守る意味合いもありますし、一朝一夕に答えが出る問題ではなさそうです。
【連載】中山淳雄の「推しもオタクもグローバル」第85回 80年代の遺産を食いつぶす日本アニメ業界:経営成功例なきままに職人の作品第一主義依存
今やアニメ市場も3兆円が見えてきて、過去最高の市場規模を形成しています。とはいえ未だアニメの制作現場では以前と変わらぬようで、ベテランアニメーターの赤堀重雄さんが現場からの提言をおこなっています。アニメ業界の経営層に読んでほしいインタビューでした。
メディア芸術データベースが正式公開 マンガやアニメの情報検索・表示機能が向上
ようやく正式公開されました。幾つか検索してみましたが、細かい情報も網羅してありますね。情報の入力は、AIではなく「人力」でされたと思いますので、本当に公開できてよかったと思います。とはいえ、単純な収益性は厳しいと思いますので、どのように活用されていくか注目しています。
※メディア芸術データベース
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ツインエンジン、金子文雄氏が代表の新アニメスタジオ「NAGOMI」設立 将来はオリジナルIP開発やライセンスビジネスも視野に
ツインエンジンのグループ拡大が続いています。比較的小規模のスタジオが多いので、全体として「スケールメリット」は大きくはならない感じもしますが、逆に個性ある作品が生まれてくる土壌があります。新スタジオはグローバルを視野に入れているので、注目しています。
100億円超のメガヒット3作、すべてアニメ 昨年の映画興収
邦画のベスト5は以下の通りです。
キングダムは漫画原作、ゴジラは特撮。アニメ以外でも、かつて「サブカルチャー」だったエンタメ作品が強いです。邦画も昔とはすっかり変わりましたね。
「ABEMA」、2023年のアニメジャンル年間ランキングを発表!年間再生数ランキングは『【推しの子】』が、年間コメント数ランキングは『声優と夜あそび 2023』が1位に!
『【推しの子】』が1位。『鬼滅の刃』が2位なのは順当だとは思いますが、3位に「映画クレヨンしんちゃん」が入ってきています。過去シリーズの無料一挙放送などの施策が功を奏したのでしょう。ライブラリーが豊富な作品にとって、マーケティングの成功例となりました。
講談社、グローバル企業向けにマンガ・アニメIPの情報サイトを開設
「マンガ・アニメ」というよりも、やはりマンガ中心の情報サイトですね。ライセンス事例なども紹介してあり、親切な作りです。日本の各IP情報サイトも、同じぐらいの分かりやすさがほしいです。
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