今週のアニメ業界関連ニュースまとめ 2021/10/19 #12
クリエイティブよりも、ビジネス関連強めのアニメニュース・記事をキュレーションしています。
心なしか最近、「日本スゴい」もしくは「日本ヒドい」に立脚した記事がチラホラ目につきます。何事も良い面・悪い面があるのは当たり前です。扇情的になるのではなく、冷静な論考を望みたいですね。
アニメやゲーム業界「日本人は安くて助かります」その由々しき事態
「日本スゴい」の逆である「日本ヒドい」もWEB記事だとPVを集めますが、この記事はちゃんと取材はしていますね。とはいえ確かに「中抜き」の問題はありますが、一個人の意見に「全集中」している論説なので、ファクトが弱いかなと。
東映アニメと韓国のCJ が戦略的業務提携、グローバルコンテンツ創出を目指す
『愛の不時着』のアニメ化などもあるんでしょうか。まだ企画のラインナップが表に出ていないので、具体的な方向性が見えないですが、サプライズを期待します。
【鬼滅の刃】「暴力的でグロテスクな画が多くて大変不快」という視聴者意見がBPOに寄せられる → 委員の見解がこちら
『「映画も大ヒットして、受け入れられているのでは」「注意しながら見てくださいということも、世の中的には了解されている」等の意見が出されました』とのこと。何でもかんでも他人(BPO)に意見をぶつけるのは不毛ですね。
『鬼滅の刃』はCMにまで“全集中”~テレビ広告はどこまで進化できるのか?~
『日本沈没』と比較されていますが、番組連動型CMの違いでしょうね。『鬼滅の刃』はCMに入っても、アニメ関連のCMばかりでしたので。一方『日本沈没』について、番組連動CMは内容的にも少し作りにくいかもしれません。保険のCMも、連動させるとNGでしょうし……。
アニメ評論家・藤津亮太の新刊「アニメの輪郭」発売 3つの視点から“アニメ”という表現の特性を考える
藤津さんの論考をまとめた一冊。「アニメに適さない題材、ファンタジー」と題した論考もあるので、アニメの企画者にとっても有意義な本だと思います。秋の夜長には、やっぱり読書ですね。
「このままでは日本のアニメが世界で負ける」は的外れ? 海外で広がる“日本風“アニメ
ほぼほぼ同意です。コンテンツビジネス=著作権のビジネスなので、著作権の観点から考えていかないと真の姿は見えてきません。日本のコミック原作で、製作・制作は外国。海外のゲーム原作で、製作・制作は日本というパターンもあります。この場合、日本のアニメなのか。海外のアニメなのか。最初の定義付けから論じる必要がありますね。
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