今週のアニメ業界関連ニュースまとめ 2022/8/30 #56
クリエイティブよりも、ビジネス関連強めのアニメニュース・記事をキュレーションしています。
今週はアニメのデータベースが公開になったのが、目を引きました。アーカイブなども同様、データーベースは根気要るわりには、日向にあたることも少ないです。即収益に繋がるわけではないので、「労多くして功少なし」といっても過言ではありません。とはいえ、誰かがおこなっていかないと、歴史が消えてしまいます。大切な事業だと認識したいです。
日本アニメのデータベース「アニメ大全」一般公開 約1万5000作品、約18万話を掲載
データベースの業務は、正確性があって当たり前なので、ミスがあると大きく取り上げられたりします。売上といったものもないですし、今回は非常に根気が要る作業だったと思います。多少の誤記などがあっても、周りはあまり騒がず粛々と整えていってほしいですね。
地元が“聖地”に? 海外で大人気、2.4兆円市場に急成長した日本アニメ
アニメの「聖地」というより、アニメ産業の総花的な記事ですね。ページの最後に、アニメ関連銘柄の紹介があるのが、ファイナンス系のニュースメディアらしいです。しかしまあ「東映アニメ」はともかく、ただの「東映」を紹介するのは、少しずれている気がします。他にも重要な「アニメ銘柄」はありますし。
「エヴァ」「呪術廻戦」「ワンピース」 アニメ映画の興収100億円突破続々 なぜ
「巨大なスクリーンで感動を共有しあう映画の魅力を再認識した」「質の高い「来場者特典」も後押しした」「観客動員のイマイチな作品には不利に働く一方で、特定作品に人気が集中」「ネットの動画配信があるからこそ、映画のライブ感が際立つのも確か」……といったことが理由。いずれも納得です。そもそもヒットには「秘密の謎」というものはなくて、きちんとやるべきことをやって、作品を丁寧に制作することが王道かと思います。
時給換算100円…締め切りに追われ 「ブラック」なアニメ業界に「ホワイト」中国系が進出
日本も大手を中心に、だいぶ制作環境がよくなってきているので、この記事は5年前ぐらいの認識に基づいて展開されているように思います。「カラード・ペンシル・アニメーション・ジャパン」のような形も、よくある光景と認識される日も近いかと。
「アニメ・ゲームサミット 2022 Summer」最新の採用情報やサービスが分かる出展社による採用ライブピッチ、出展社セミナー開催!
弊社も「アニメ・ゲームサミット」には出展予定ですが、今回は採用情報のピッチもあるのですね。セミナーの方はテーマがバラバラなので、良くも悪くもごちゃっとしたイメージです。もっと採用にフォーカスしていくと、特色も出てくるはずです。
プロが語る「コロナ禍のアニメとキャラクタービジネス」
まつもとあつしさんによる「メディア維新を行く」シリーズの、キャラクタービジネス編。コロナ禍であっても、キャラクタービジネスは揺るがないですね。あと、確かに『鬼滅の刃』はキッズアニメか、大人向けか線引が難しいなと思います。
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