今週のアニメ業界関連ニュースまとめ 2022/7/26 #51
クリエイティブよりも、ビジネス関連強めのアニメニュース・記事をキュレーションしています。
今週は、総務省が発表した「放送コンテンツの海外展開に関する現状分析」が興味深かったです。全放送コンテンツの輸出額について、90%近くがアニメです。圧倒的な存在感ですね!
春アニメ主題歌カラオケランキング 1~4位を『SPY×FAMILY』『パリピ孔明』が独占
なかなか興味深いランキングですが、『SPY×FAMILY』『パリピ孔明』の2強はやっぱり強いですね。どれも歌いやすい曲というわけではないので、アニメ人気ゆえの上位独占なのでしょう。
子どもにとって欠かせないアニメ 『ポケモン』や『アンパンマン』をおさえた1位は?
『アンパンマン』が1位でないのは意外でした。ただ『ドラえもん』58人に対し『アンパンマン』は57人なので、ほぼ同順ですね。サンプル数も少ないので、ちょっとしたことで順位が入れ替わってもおかしくありません。
『鬼滅の刃』はアニメ流通のパラダイム・シフトを起こした。いまアニメ業界に起きている変化とは?
『鬼滅の刃』以前にも、鬼滅同様の戦略を展開した作品はあるので、鬼滅だけを特別視するのは、少しミスリードかなと。とはいえ歴史的なヒットを飛ばした作品だからこそ、今までの幾多の作品が狙っていたポイントの考察も可能ですね。
FGOやウマ娘も…日本のエンタメ産業の強みは、ファンの「推し」にあり。
上記インタビューの後編です。日本はユーザー一人あたりの単価が高いので、ニッチを目指せとのこと。ランチェスター戦略でもありますね。あと一点付け加えるとしたら、ニッチでもグローバルニッチを意識すべきでしょう。BABYMETALの成功例もあるので。
日本のアニメ放送番組輸出、2020年度は前年比12%増496億円
数字などをまとめると以下の通り。
【2020年度】
日本のアニメ放送番組の海外輸出額:496億円(12%増)
全放送コンテンツの輸出額の88.9%を占める
<内訳>
①東アジア:224億2800万円
②北米:133億810万円
③ヨーロッパ:40億円
※全世界:44億1300万円
※商品化権(ゲーム化権を含む)の伸びが大きく、売り上げの中で最大(38.5%)
「コナン」などのアニメ制作会社、アニメーター養成所開設 DX化進む映像業界を支える人材育成
研修期間が2年間というのが驚きです。専門学校や短大の期間と一緒ですし、かなりみっちり技術力が身につけられるのでは。各社、新人アニメーターの育成に乗り出しているので、長い目で見てどこの会社の方法論が成功するのか? 興味深いところです。
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