断捨離、というよりReleaseするときのメモ
家にあるものを手放すにあたり、一斉に一箇所に片付けるのはとてもむずかしい。それぞれの専門分野があるので自分が利用したサービスやお店をメモっておきます。
本、コミック
ブックオフ
有料の図書館、昔風に言えば“貸本屋”として利用しています。とよく説明していますが、著者の方に利益が生まれる制度ではないので申し訳ないのだけれど、見つける〜読む〜手放す、システムとして画一化しているのと、全国どこでも受け付けてくれるのがとても助かります。
大切な本、絵本
OSAGARI絵本
江戸川橋のイベントで知り合ったのですが、絵本の専門家が揃っていてセレクトしているラインナップが魅力的。手放すのが惜しい、でも今は読まない本や絵本などはここに預けて、価値がついたらその金額を募金にまわしていただく。自分の大切にしていた一冊が誰かの役に立つという流れがとても気に入っています。
写真集
MADE IN WONDER
このショップを知ったのは、写真展で見た清野賀子さんの写真集をどーしても手に入れたくて、でも絶版だし、新作は出ないし、思いつく限りのキーワードで検索し続けて、執念でやっと!見つけた1冊が、MIWさんのサイトに載っていたのがご縁のはじまり。しかもパッケージ未開封でほぼもとの値段と変わらないお買い得品。サイトを運営する横尾さんの写真集への熱い思い入れがあるからなんだろう、と思って「自分が写真集を手放すときはこの人に頼もう」と決めていた。というだけのこと。お会いしたらやっぱりめちゃくちゃ丁寧な対応でいい人だった!手放した本たちが新しい持ち主さんにどうぞ可愛がってもらえますように。
カメラ、撮影機材
フジヤカメラ
自分が中古で機材を買うとき、新宿のマップカメラと中野のフジヤカメラどちらに行く方が多いか、というと「何を買うか」による。どうしてもマップカメラでしか見つからなかったら(しぶしぶ)行く。基本的に新宿駅が苦手。中野駅からすぐそばのフジヤカメラは、さっと査定してくれてタイミングが良ければ増額してくれたり、買う予定の物が在庫であったら割引してくれるサービスもある。なによりスタッフの方の対応があたたかくて好き。
古着、カバン
MOTTAINAI フリーマーケット
文京区衣類回収
2nd Street(セカンドストリート)
UNIQLO(リサイクル活動)
毎日着るもの、街を歩いていてふと立ち止まって気に入って買ってしまったもの、知人の展示会で勧められるまま買ってしまったもの。ほうっておくとクローゼットはパンパンになる。身体はひとつっきりなのに。腕は2本、足も2本、首は1本。春夏、秋冬で衣類は見直す。「着るもの」「着てないもの」「着ないけどとっておくもの」新しく買ったら何かを手放せるほど徹底していないけど年2回見直すだけでずいぶんスッキリする。お金に変えたいわけじゃない。誰かにお下がりできればそれで幸せ。そのためのサービスにこちらが支払っているだけのこと。ユニクロみたいに買ってリサイクルするまでのサイクルをシステム化してくれたらすごく助かるのにな。
靴、スニーカー
靴のチヨダ
このサービスを知ったのは、気に入って履いているパンプスを買いに行ったときのこと。靴って手放すタイミングが読みにくい。でも、ここで買った時に回収ボックスを見かけてすごくうれしかった。買う〜履く〜リサイクルする〜次の1足を買う。そのサイクルが目に見えてて気持ちいい。
電子機器
ソフマップ
窓口で受け付けてくれて、事前におおよその見積もりが出ているから行きやすい。簡単だし、早い。専門家がいるのと、買いたい人がいるから需要と供給のバランスがとれていて、物が動いている気がする。ディスプレイもきれいだから安心して預けられる。
Mac製品
Apple下取りサービス
いろんなところで高く買ってもらえることもわかってる。実際自分も中古で買ったりもらったりした。けども自分が愛情いっぱいに使って使ってきたデバイスを「売る」というのはちょっと気が引ける(なんでだろうApple製品て特別な思いになる)。初代Mac Bookの時からこのサービスを使ってる。下取りしてもらったポイントで今必要なアクセサリを買う。人にまったく会わないでも、現金もらわなくても、自分にできるペースで自分が必要なものに替えられるから気に入ってる。
溜まってしまったケーブル類、小さな家電
リネット
今回始めて使うサービス。実は別のお店に持ち込みか宅配かで「どんなものでも(ゴミ以外)リサイクルします」というサービスを利用しようとしていた。そのお店に行く時間とコスト、配送にかかる手間を考えてうだうだしながら見つけたサービス。こんな時代だからあっという間にいろんなケーブル類、小さい家電が溜まってしまう。かといって使えるし捨てるには惜しい。でも使わない。そんな悩みで一箱溜まっていたケーブル類やもう使わない海外携帯や契約の切れたwifiルーターを出してみようと思う。こういうときは有料だとちょっとほっとする。
知人に使ってもらう
SNSの投稿を見ていると、会ってないのにその人の近況がわかる。「あ、これ今必要?」と気軽に聞くこともできる。「要らない」と言われたらそれまでだし、「あ、ほしい(かも)」と言われたらもらってもらう。知っている人にもらってもらうのが一番安心。ただ、もらう側にはプレッシャーだったりするらしい。金額を提示しても大丈夫な相手かどうか、無償で提供するつもりがあるか、自分の腹積もりと相手との信頼関係があることが大切。
まとめ
実は数年前に転居した時に「和服」「雑貨」などを手放すのに、日々ネットサーチしてたどり着いたサービスに頼って処分したものがたくさんある。その時には手放せなかったもの、転居してから今までの間に増えたもの。その中で「捨てて燃やして/埋めてしまう」ものと、「誰かに使ってもらう」ものと、「専門家にリサイクルしてほしい」ものと、「多少でもお金に換えたい」ものとに分けて書いてみた。
旅に出る時、私の荷物はリュックひとつ、サコッシュひとつ、お土産袋ひとつ。くらいの軽装が理想。その中にラップトップやらカメラやらフィルムが入ってくるとズンと重みが増すのだけれど。今回、旅に出るなら何が必要かな、なにを置いていくかな?と考えながら分別していったらすごくわかりやすかった。
思い出は形に残る。でも実は心や会話にも残る。だからモノで残さないでもその記憶を大切にしていれば大丈夫。今、自分が使わないなら、誰か使ってくれる人に使ってもらうほうが、モノにとっても幸せだと思うので。
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