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友達作りは簡単じゃない

こんにちは!「人から嫌われたら?」シリーズも残すところあと2回となりました。
今回は、友達作りに関する記事です。

みなさんは、新しい仕事を始めたり引っ越したりしたときの友達作りは得意ですか?

人は所属する社会集団を変えるとき、孤立しやすく、嫌われている感覚や社会的不安にさいなまれやすくなるのです。

動物行動の専門家でデューク大学の非常勤教授を務めるJennifer Verdolinさんはこう説明します。
誰しも「どこかの社会的集団に所属できるだろう」という非現実的な期待が心のどこかにあるのだと思います。
ところが、たとえば新しい職場で人間関係を築くとき、そこにはすでにできあがった力関係が存在します。
あなたからは見えない小グループができていて、それぞれの性格があり、それぞれの力関係があるのです。

そこでVerdolin氏は、焦らずに新しい環境の理解を進めることをすすめています。

動物の場合、グループ内の全員と試しに交流してからそのグループへの参加を決めます。
言うなれば、飛び込む前に状況を把握しておくのです。
たとえば新しい職場では、ひとりひとりの同僚と1対1でランチに行くことで、入りやすいポイントが見つかるかもしれません。
歓迎ムードの人もいるし、そうでない人もいます。
ゆっくり時間をかけてメンバーの人となりを知り、いちばん受け入れてくれそうな人にエネルギーを注ぎましょう。
わざわざ排他的な人にアプローチする必要はありません。

私の場合は、引っ越しをして転入生になったことはないのですが、小学校から始まり、新しい学校へ入学する時には友達ができるかな?と思っていたことを思い出しました。
学校が変わらなくても、新学期のクラス替えなど、新しい集団に馴染むということは、ワクワクと同時に緊張を伴うものだと思います。
高校に入学したばかりの頃のことです。
下校中に同じ中学出身の友達が「◯◯ちゃんは、自分から頑張って喋りに行かなくてもいいから良いなあ」と私に言ったことがあるのですが、その時に「そうか、みんなは今、新しい友達を作ったり、グループに入るために頑張っているんだ」と気付かされことがありました。
私はグループに参加しようとはあまり思わないタイプでした。
色々なグループの個人と一対一で話をするのが好きだったので、前述した動物の行動に似ていると感じました。

私の場合は、グループに入らなくても、一緒に過ごしたり、話したりしていくうちに、居心地の良い人が自然と自分の交友関係になっているというのが、理想的に思えます。
みなさんも気負わずに、新たな出逢いを楽しんでくださいね。

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