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ガラスの靴で踊る✴

3月8日はミモザの日です。鮮やかな黄色とポンポンのような可愛らしい見た目が人気のあのお花です。
近年では日本でも「女性にミモザの花を贈る日」として少しずつ広まってきています。
みなさんは、3月8日がどうしてミモザの日なのかをご存知ですか?

《国際女性デー》

国際女性デーの起源は1904年3月8日アメリカ・ニューヨークで女性労働者たちが婦人参政権を求めるデモを起こしたことがきっかけだとされています。その後、1910年にコペンハーゲンにて行われた国際社会主義者会議で「女性の政治的自由と平等のために戦う記念の日」とするよう提唱しました。
1917年にロシアで起こった女性労働者を中心としたデモは、男性労働者、さらには 兵士を巻き込んだ大規模なものとなり最終的には帝政を崩壊にまで追い込み、政治的にも革命的な日となりました。
当時はまだ具体的な月日は定められませんでしたが、国連は国際婦人年である1975年に3月8日を正式に「国際女性デー」としました。
現在では、国際事務総長が加盟国に対して女性への差別撤廃と平等な社会参加の環境を整備するよう呼びかける日となっています。

《お花の贈り物》

この日、男性は女性に春の花束やプレゼントをあげるという習慣があります。
ロシアの市場では国際女性デーを祝うこの日には大量の花束が売られています。
まだ寒いこの時期に仕入れられるロシアの花は高価ですが、男性たちは大枚をはたいてお花を求めやってきます。
またフランスでもミモザは春を告げる花として親しまれており、「Borme les Mimosas(ボルム・レ・ミモザ)」というミモザ祭りが行われます。
イタリアでは3月8日を「Festa Della Donnna!(フェスタデラドンナ)」と言います。
また「Ilgiorno della Mimosa(ミモザの日)」とも呼ばれており、この日は女性にプレゼントされる花のほとんどがミモザとなっています。

ミモザは、愛する女性にだけでなく、職場の同僚、上司、母親にも贈ります。
小さな男の子たちも、大好きなママに贈るそうです。
愛と幸福を呼ぶと言われるミモザを贈られた女性たちは、そのミモザを誇らしげに胸や髪に飾り、家事や育児から解放されて、外食したり、夜遅くまで女友達とおしゃべりを楽しんだりするそうです。

今後は「ミモザの日」が、日本でもハロウィーンのように定着していくと嬉しいですね✴

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