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優しい人に頼る

みなさん、こんにちは!
ADHD タイプの人や片付けが苦手な人への片付け工夫についてのお話をしてきましたが、今回はその最終回です。

参考:ADHDで片付け収納アドバイザーである西原三葉さん

《無理にしてなくてもいい。まずは基本の仲間分けを》

ものを減らしたほうが部屋は片づくけれど、無理して捨てようとするとつらくて片づけ自体が進まなくなってしまいます。まずやるべきことは片づけの基本である仲間分けです。

「ADHDタイプの人は、たくさんのものを目の前にすると、情報量が多すぎて何をしたらよいのか分からなくなってしまいがちです。まずは同じようなもの、似たようなものをまとめることから始めましょう。その作業をする中で、同じものがいくつもあった場合、古いものや汚れたものなど減らしてもいいと思えるものがあれば、処分していけばいいのです」(西原)

仲間分けをすることでものの総量が把握できると、ものが手放しやすくなります。使わないけれど手放せないものも、使うものと別にするだけで生活しやすくなるはずです。


まずは、いつもよく使うテーブルの周辺から!などと場所を決めて仲間分けをしてみましょう。

《困ったら一人で悩まず、人に助けを求めるのも手》

さまざまな工夫を取り入れてもなお、ADHDタイプの人が一人で片づけを進めるのはとても難しいことです。

「もしも一人で解決できない時は、家事代行業者やヘルパーに依頼したり、家族や友人にサポートしてもらうことがとても大切です。『こんなに散らかった家を人に見せられない』と抵抗を感じるかもしれませんが、助けを求めるのは決して悪いことではないのです」(西原)

ただし、依頼する人にはADHDタイプの特性に配慮したサポート法を理解してもらう必要があります。

「理解がないと、責められたり価値観を押し付けられたりする場合も。事前にきちんと事情を説明したり、家事代行業者の中にはスタッフのプロフィールを見て選べるところもあるので、自分に合いそうな人や優しそうな人を選ぶといいでしょう」(西原)

家族や友人専門家の助けを借りることは決して悪いことで恥ずかしいことではないのです。 困ったら、ぜひ声を上げてみましょう。

今後、片付けをしないとなあ、億劫だなあ、と思った時には、このお話のことを思い出し、エイッとスイッチを入れてみましょう!

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